Home 美容・健康 美ボディーをつくるトレーニング 食事と運動で美肌作り

食事と運動で美肌作り

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

食事と運動で美肌作り

美肌と聞くと女性をイメージしがちですが、男性も同じように肌があるわけで、重要度に変わりはないと考えます。面接や商談などでも、肌が荒れている人より肌つやの良い人のほうが好印象を与えます。日常の中で少し心がけるだけで、肌のハリ、色、つやは改善されます。特に大切なのはこの2点です。

1. 肌に栄養を行きわたらせる
2. 肌の血行を良くする

まず1について。肌の色つやは食生活によって左右されます。アメリカでは1日の食事回数が6回というデータが出ています。この食事はおやつやデザートなどの間食も含まれます。体は食事も間食も関係なく同じ反応をするため、食事の回数が多くなるとインスリンの分泌頻度も上がります。どれだけ健康的な食生活をしても、流行のダイエットを取り入れていても、食事の回数が多ければインスリンの分泌は常に高めの状態が続くことになります。インスリンの数値が高い時間が続くと血糖値が上がり、血行が悪くなって、肌どころか全身への栄養の供給が滞ります。食事の回数は、間食も含めて3回にしましょう。最初は空腹感を覚えるかもしれませんが、2〜4週間すれば落ち着きます。

野菜、魚、肉など自然食材を満遍なく食べることも重要。糖質や添加物を多く含む食材は栄養価が低いので避け、自然食材中心の食事で皮膚に必要な栄養素を取り込みましょう。自然食材を食べているのであれば、人気のケト、ビーガン、パレオなどのダイエットも自分の生活に合わせて取り入れる分には問題ないでしょう。食べる量は腹八分目に。カロリーではなく、満腹度で判断します。多少の空腹感を実感するためにもゆっくり食べ、各食事に15〜20分ほどかけましょう。食べ過ぎは消化器官のみならず体全体に負担をかけ、肌つやにも悪影響を与えます。

そして2については、体を動かすことでかないます。肌の血行が良くなれば顔色も良くなり、食べ物からの栄養素をより運びやすくなります。運動は、汗をかくまで行うのがポイント。今回は、汗をかかないという方も2〜4週間実践すれば発汗するようになるエクササイズを紹介します。汗が出ると毛穴の詰まりも運動後にシャワーを浴びて汗ごと流せるので、肌の締まりも良くなります。エクササイズは水分補給や休憩を挟んで3〜5セット、1日15〜20分ほどかけて週3回行いましょう。

 今月のトレーニング 

STEP 1
アップダウンマーチ

写真クレジットKota Shimada

 

ファイティングポーズを取り、拳が顎の位置に来るようにします。次に両腕を上に、肘までしっかり伸ばしましょう。そこから腕を元の位置に戻し、同時に片足を肘の位置まで引き上げます。足を交互に入れ替えながら、60秒間繰り返しましょう。ガンガンやるのもいいのですが、続けることが重要なので、回数は気にせずに自分のペースで行ってください。

STEP 2
アップダウンクロスマーチ

写真クレジットKota Shimada

基本動作はアップダウンマーチと同じです。違いは、腕を下ろすときに上体をひねり、右肘は左膝へ、左肘は右膝へ近付けること。交互にリズム良く行いましょう。ひねりを加えることでウエストの引き締めにも役立ちます。60秒間、アップダウンマーチと同じように自分のペースで行いましょう。

STEP 3
プリエスクワット

写真クレジットKota Shimada

腕を休ませ、股関節とお尻の運動です。つま先と膝は外に向け、足も肩幅より若干広めに開いて立ちます。この状態からお尻を落とします。股関節の硬い人は、最初のうちはあまりお尻を下げられないかもしれませんが、続けることで次第に柔らかくなってきます。ちょっときついですが、60秒間お尻を落とした状態を保ちましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute
9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052
☎571-235-8580
lifecultivation@gmail.com
www.masteringbodyinstitute.com

シアトル地域レドモンドを拠点とするプライベート・トレーナー。インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、1998年より個人、グループ、企業に向けてフィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う。