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分野を越えて広がる交流の輪 日本人研究者・ITプロフェッショナル・レセプション〜特別レポート

分野を越えて広がる交流の輪
日本人研究者・ITプロフェッショナル・レセプション

取材・文:溝江暁子 写真:Dan Cunneen/CGJ-SEA

シアトル地域で活躍する日本人研究者やITプロフェッショナル、企業関係者らが一堂に会するレセプションが、在シアトル日本国総領事公邸で開かれました。分野や所属を越えた交流を通じ、新たなつながりを育むひとときとなりました。

レセプションの幕開けを告げる伊従誠総領事

今回で3回目となるこの催しには、大学や研究機関、アマゾン、マイクロソフト、グーグルなどのテック企業、経済団体から幅広い参加者が集い、所属や専門分野を越えて交流した。

伊従誠総領事は、シアトルには航空産業に加え、ITや生命科学の分野で活躍する人材が数多くいると紹介。日本人研究者や技術者がつながり、支え合えるネットワークの重要性を語った。また総領事館では、研究・技術開発をけん引する研究責任者(PI)のネットワーク強化に向け、「PIマップ」の整備を進める考えも示した。

続いて、フレッド・ハッチンソンがんセンター基礎科学部門教授・副部門長の築山俊雄氏は、社会が急速に変化する時代だからこそ人と人が直接つながることが大切だと強調し、乾杯の音頭を取った。仕事に限らず、趣味や日々の出来事を語り合える仲間の存在も大きな支えになると話した。


夏の夕暮れ、総領事公邸の庭に集う参加者たち

ワシントン州日米協会理事の梅木恵介氏は、翻訳や情報収集、資料作成などにAIを活用し、仕事の進め方が大きく変わったと紹介。一方で、研究やビジネスに新たな発想をもたらす偶然の出会い「セレンディピティー」は、対面で集う場だからこそ生まれる価値だと語った。

シアトル日本商工会常任委員の松田淳也氏は、新技術の発展に伴い、シアトルの産業環境も変化していると指摘。商工会としても時代の変化を捉え、日本企業や地域の交流と発展を支えていきたいとの考えを示した。

ソイソースでも紹介してきた、ななさんとめいさん姉妹による野点。全米を巡る旅の最終地シアトルで、参加者に一服を振る舞った

参加者は専門分野や所属の垣根を越えて活発に言葉を交わし、それぞれの研究や技術、ビジネスについて情報や意見を交換。普段は接点の少ない分野の人々が直接顔を合わせることで、新たな発想や協力につながる出会いも生まれ、会場には終始、活気あふれる交流の熱気が満ちていた。