YOASOBI 北米ツアー2026
ネバーエンディング・ストーリーズ
取材・文:加藤良子
YOASOBIにとって北米最大規模となる、フェスティバル出演を含む全8都市を巡るツアー。その6都市目として8月12日、初のシアトル公演がクライメート・プレッジ・アリーナにて開催されました。
終盤、歌詞になぞらえた「もう一回」コールに応え、なんと地元のプロアイスホッケーチーム、クラーケンのウェアでアンコールに再登場する粋なサプライズも
結成6周年を迎えたYOASOBI。ボーカルのikuraとコンポーザーのAyaseからなる彼らが2023年にリリースした「アイドル」は、日本語楽曲ながら米ビルボードの米国外グローバル・チャートで1位を獲得。アニメ主題歌をはじめ数々のヒット曲とともに、彼らの存在感は増すばかりだ。
平日の水曜夜8時開演にもかかわらず、客席はファンで埋め尽くされていた。満を持して始まった1曲目は代表曲「アイドル」! まばゆいムービングライトと疾走感あふれる映像が交差し、会場の熱量は一気に上昇。MCを挟みつつ「アンデッド」「勇者」「怪物」などの人気曲が披露されるたび、歓喜の悲鳴が轟いた。
これまで多くの人気アニメ作品のテーマ曲を手掛け、そのたびに原作の世界観に寄り添い、行間に潜む感情をくみ上げるような歌詞を紡いできた YOASOBIのトラック。巨大モニターに映し出される作品ごとの象徴的な映像と重なり合い、物語の世界観をより立体的に感じさせられた。
MCでikuraが英語で語りかけると、一言も聞き逃すまいと会場中が息をのむ。「漫画、アニメ、ゲームとのコラボを通して、日本の文化を誇りに思っています。その魅力を皆さんと共有できることがうれしい」と語られた。2人は、ツアー中の貴重なオフをシアトルで過ごしたことにも触れ、クルージングで見たイルカやアザラシ、ウォーターフロントでの食事や買い物のエピソードを披露。シアトルの爽やかな夏を味わってもらえて、地元ファンとしては本当にうれしい。Ayaseは、観覧車から眺めた街が美しかったこと、ikuraはシアトルがお気に入りの街のひとつになったことをそれぞれ明かすと、温かい拍手と歓声が響いた。
初めてのシアトル公演が満員のアリーナで、応援してもらえて本当に感謝しています。僕たちは絶対にまたこの街に帰ってきます!」と宣言し、ファンとの再会を約束。熱い公演の夜を締めくくった。
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