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ミュージシャン 安部勇磨さん 〜スペシャルインタビュー

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ミュージシャン 安部勇磨さん 〜スペシャルインタビュー

アメリカを巡るたび、音楽の面白さが更新される
ミュージシャン 安部勇磨ゆうまさん

取材・文:河野 光 写真:Kiyoe Ozawa

never young beach(ネバーヤングビーチ/略称:ネバヤン)のボーカル&ギターとして活躍する安部勇磨さんが、ソロで4度目となるアメリカ・ツアーに臨み、9月9日(水)にシアトルのパイオニアスクエアでライブを行います。ツアーを前に、ソロ活動やアメリカでの日々と発見について話を聞きました。

安部勇磨■1990年9月4日、東京生まれ。2014年、never young beachのボーカル&ギターとして活動を開始し、全ての詞曲を手掛ける。フジロックフェスティバルやサマーソニックなど日本国内のフェスに多数出演するほか、アジア各地でもライブを重ね、海外へと活動を広げる。2021年にソロ活動を開始し、同年6月に初のソロアルバム『Fantasia』を発表。細野晴臣が4曲のミックスを手掛け、デベンドラ・バンハートがギターで2曲に参加した。2024年11月、2作目『Hotel New Yuma』をリリース。翌年6月には日本3都市とアメリカ・カナダ9カ所を巡る3度目の北米ツアーを行った。instagram: @_yuma_abe

—2021年に自身のレーベル「Thaian Records(タイアン・レコーズ)」を立ち上げ、ソロ活動を始められました。バンドでの活動や音作りとの違いは感じますか?

全然違いますね。バンドは10年やってきて、いろんなスタッフさんが動いてくれるし責任も感じます。ソロはその時の気分でパッと動ける身軽さがあって気持ちが楽です。ネバヤンのライブの後にソロのレコーディングが続いたりすると「今、自分どっちなんだっけ」と迷うこともあって、そこはちょっと難しく感じることもありますね。

—2作目のアルバム『Hotel New Yuma』は1950年代から60年代の日本をイメージした作品です。以前からその時代に惹かれていたのでしょうか?

子どもの頃、祖父母の家で流れる古い音楽に安心感があったのをすごく印象的に覚えていて——初めてアメリカでライブをした時も「自分はやっぱり日本人なんだ。もっと日本のことを勉強すべきだな」と強く感じました。そのこともあって、1作目『Fantasia』を作っていた頃から、日本らしいかっこよさをもっと知りたくて、50年代から70年代の日本映画を観たり、音楽を改めて聴いたりするようになりました。

毎年アメリカを回る中で、パフォーマンスに変化はありますか?

英語が得意じゃないぶん、日本でのライブのように喋ることができないので、演奏や曲のつなぎ方を毎回工夫しています。国もそうですし、州によって盛り上がりどころが違うのも面白いですね。以前カリフォルニアで共演したバンド、ブレインストーリー(Brainstory) やジ・ハート・トーンズ(Thee Heart Tones)のサウンド、チカーノ・ソウル*が凄くかっこよくて。色気とか艶やかさは、日本の昔の歌謡曲と似た雰囲気があるなと感じました。そういう瞬間に出合うと、アイデアが頭の中でぐるぐるっと回り始めてワクワクします。

それに、アメリカのライブは音の作り方も日本とはだいぶ違うんです。PA(音響)の方が本番でガラッと変えてきたり、低音を大胆に出したりして。最初は戸惑いますが、その迫力は日本にはない感じで、「持ち帰って、自分ももう少し低音を出してみてもいいかも」と刺激を受けたりします。うまくいかないことがあるからこそ、新たな発見があります。

*チカーノ・ソウル:主にアメリカ南西部のメキシコ系アメリカ人/チカーノのコミュニティーを背景に発展したソウル・ミュージックやR&Bの流れをくむ音楽。

—安部さんの歌詞は日本語が中心です。海外の観客を前に、日本語を大切にする感覚はありますか?

海外の方にも興味を持ってもらえたらうれしいですが、僕は日本語で物を考えるし、英語が得意なわけでもない——日本語じゃないと出せないリズムや聞こえ方もあると思うので、そこを研究したいですね。

—最後に、シアトルの印象と、地元のファンへメッセージをお願いします。

シアトルはすごく好きな街です。都会の華やかさもあるけど、なんとなく日本と似た勤勉さも感じられて、自然にもあふれていて。以前ライブをしたバラードのサンセット・タバーンで買ったスヌーピーのTシャツを、今も家でよく着ています(笑)。目の前でお客さんが喜んでくれると、音楽をやっていてよかったと思います。当日は新曲も披露する予定なので、ぜひ遊びに来てくれるとうれしいです!

Yuma Abe U.S. Tour 2026

日程: 9月9日(水)8pm〜(開場7pm)
場所:Baba Yaga
124 S. Washington St., Seattle, WA 98104
料金:$26.58 ※21歳以上対象
問い合わせ:instagram@babayagaseattle
チケット・詳細:https://tickets.venuepilot.com/e/yuma-abe- 2026-09-09-baba-yaga-seattle-d0c919

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