11月13日のフランス・パリでのテロ事件を受け、今までシリア難民を受け入れてきたいくつかの州が受け入れを拒否する意向を示す中、ジェイ・インスレーワシントン州知事は、これからもシリア難民を積極的に受け入れていく方針を示した。
知事は声明を発表し、その中で「今回の事件を機に人々は怒りや恐怖をISISではなく、イスラム教徒に向けるようになっている。今、ISISの脅威から逃れようと、何百万人ものシリア難民たちがアメリカをはじめとする、安全な地域への避難を試みているなか、一部からは、難民受け入れの扉を閉ざすべきだという声が聞こえてくる」と述べている。
また、「ワシントン州は今後も出身地や宗教に関わらず、難民受け入れを積極的に続けていく。ダニエル・エバンズ元州知事が1970年代に行ったベトナム難民受け入れのように、我々は今までも、そしてこれからも難民に思いやりを持ち、むやみに恐怖をあおる声には耳を傾けない」と表明している。
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