大人も一緒に楽しめる夏休み中の子どもに買うならコレッ！

ソイソース編集スタッフ

2018年7月27日

日本語を活字で追う楽しみ、長らく忘れていませんか？夏のバケーションにはぜひ日本語の本を携えて、のんびり読書はいかがでしょう。紀伊國屋書店シアトル店の皆さんに、各ジャンルから気になる本を選んでもらいました。

取材・文：ハーモニー・ケリー、小林真依子、ハントシンガー典子

紀伊国屋スタッフHikari さんのおすすめ知育・児童書

日本一楽しい漢字テストうんこ漢字ドリルテスト編小学1～6年生
（文響社） $15.99

大ブームとなった、うんこ漢字ドリル続編となるテスト編。例文は全て新しく作られたもので、漢字を覚えることはもちろん、文章の読解力が、しっかり身に付く「うんこ長文」も収録されている。

今まで勉強してきた内容を、この夏休みに総復習！勉強が苦手でも、楽しく漢字が学べる1冊になっています。思いもよらない「うんこ」例文の数々に、丸付けしながら、親も感心してしまうこと請け合いです。

ノラネコぐんだんと海の果ての怪物
工藤ノリコ（白泉社） $17.99

食べ物が大好きなノラネコぐんだんが、海辺で貝殻を拾ったことをきっかけに大冒険に繰り出す。「絵本に親しんできた小さい人たちが少し大きくなって、物語の本を読んでみたくなったときに楽しく読めるような本を作ろう」。作者の思いが詰まった児童向け読み物。

絵本から読み物になったノラネコぐんだん。文字は格段に増えましたが、全ての漢字にフリガナが振られていたり、ちょうどよく読める辺りで区切って、番号が振ってあったり、心配りがいっぱい。お子さんの初めての長編チャレンジを応援！

紀伊国屋Morishita 店長のおすすめ事典・ライトノベル

続々ざんねんないきもの事典
有沢重雄、野島智司、今泉忠明監修（高橋書店）$15.99

世界には、素晴らしい能力を持つ生き物がたくさんいる。その一方で、「どうしてそうなった!?」と思わずにはいられない、ちょっと残念な部分も。一生懸命、なのにどこか残念……という愛らしい生き物の姿を紹介する。

動物の不思議な生態を面白おかしく紹介する本ブームの先駆けとなった事典シリーズ、待望の第3 弾。全国の小学生が選んだ「こどもの本総選挙」で1 位に輝いた1 作目、2 作目と合わせて、ぜひ見てみてください。

未来のミライ
細田守（KADOKAWA） $8.99

「サマーウォーズ」ほか数々の名作を描いた細田守監督の最新映画「未来のミライ」が今夏公開。映画に先駆けて原作小説がリリースされた。4歳の男児、くんちゃん。未来からやってきた妹、ミライ。
さまざまな出会いや別れを経て、最後にたどり着いた場所とは……。

細田作品は家族の絆や喪失をテーマにすることが多いですが、今回は、ある日突然未来からやって来た妹と共に、時を超えて家族の成り立ちまでさかのぼっていきます。なぜ妹は兄と一緒に過去に戻る必要があったのか？ストーリーにぐいぐい引っ張られました。

紀伊國屋書店シアトル店で絵本の読み聞かせ
7月29日、紀伊國屋シアトル店で、紀伊國屋とシアトル・ママネット共催、林美貴子さんによる絵本の読み聞かせが行われる。今月は、『ねこのはなびや』など、夏をテーマにした絵本が読まれる。
日程：7月29日（日）11am～
場所：Kinokuniya
525 S. Weller St., Seattle, WA 98104
料金：無料
問い合わせ：info@seattlemamanet.com
詳細：www.seattlemamanet.com