シアトルから日本へ、新たな直行便が続々就航!
この春、シアトルと日本をつなぐ新たな空の便が2路線スタートしました。シアトルから日本への直行便はこれを機に1日に4路線へと拡大します。
取材・文:加藤 瞳
3月31日、日本航空(以下JAL)がシアトルと成田を結ぶ直行便を、続く4月1日にはデルタ航空(以下デルタ)がシアトルから関西国際空港への直行便を開始した。両路線とも、1日1便の運航だ。
JALによるシアトル便はじつに約27年ぶりの復活。就航初日となる3月31日には、シアトル・タコマ国際空港で、シアトル発の初便であるJL067便の出発前就航セレモニーが開かれ、在シアトル日本国総領事館の山田洋一郎総領事や、シアトル港湾局コミッショナーのコートニー・グレガー氏らが集まりテープカットを行った。その後、183名の乗客を乗せたJL067便は、定刻の午後2時15分過ぎに成田に向けて飛び立った。
一方、デルタは4月2日に関西国際空港において就航式典を行った。シアトル行きDL183便は、デルタ職員ら特別参加した関西エアポートグループ公式キャラクター「そらやん」と共に初便搭乗客を見送った。また現在運航しているシアトル―成田線では使用する機体をエアバスA350に拡大し、座席数は従来よりも81席増えた。日本からシアトルへの直行便はこれで2本目となる。
両路線とも、注目なのはそのサービス内容。フル・フラット・シートの採用や、シート・ピッチを拡大しゆったりとした空間のある座席など、より快適な機内スペースの確保に力を入れてい る。また機内食も、JALでは東京西麻布にあるレフェルヴェソンスの生江史伸シェフがビジネスクラス洋食を監修。デルタは、ミシュラン二つ星を獲得した一汁二菜うえのの上野法男シェフ監修による和食を全クラスで提供する。新たな路線の利用にますます期待が高まる。
里帰りのフライトとして、シアトル在住の日本人に朗報であるのはもちろんのこと、来年の 東京オリンピック開催に向け、ますます日本への観光客の増加が望めそうだ。