キャリアアップも夢じゃない！自分のペースで続けられるオンライン学習でリスキリング

2023年1月26日

もともとはデジタル分野で新しいスキルを身に付ける社員教育として注目されていたリスキリング（学び直し）は、日本でも2022年にトレンドとなるなど一般化しています。特にオンライン学習サイトは、すきま時間でいろいろ学べるので、忙しい方にもぴったりです。

アメリカで人脈を広げながら知識も増やせる
🎧リンクトイン・ラーニング🎧
www.linkedin.com/learning

アメリカでの就活では、もはや必須とも言える「リンクトイン」。9億人弱が登録する世界最大のビジネス版SNSで、無料で作成できるプロフィールには自分の職歴やスキルを列挙でき、自然と人脈が広がっていく。求人情報がたくさん載っており、実際に筆者も就活に活用して内定をもらえた経験を持つ。この人気SNSによる学習サイトが「リンクトイン・ラーニング」だ。

リンクトイン登録者であれば月額20ドルで利用できる。提携する大学、企業に所属していると、なんと無料でアクセスし放題！会社によっては、このサイトでリスキリングするよう積極的に勧められている。

LinkedIn_3 | シアトルの生活情報誌「ソイソース」 — リンクトインラーニングでおすすめされるコースの一例

リンクトイン・ラーニングの強みは、仕事に直結するコンテンツを多く取り扱っていること。エクセルの使い方、プログラミングの基礎などの技術面だけでなく、職場の人間関係やメンタルヘルスといったソフト面でも多くの知識を得られる。ほとんどは動画でレクチャーするスタイルだが、途中にクイズが挟まれるなど、チャプターごとに学びが定着しやすくなっている。

また、リンクトインのプロフィール欄から、同じ会社の同僚がどんなことを勉強しているか、キャリアのためにどんなスキルがおすすめか、関連情報が提示されるのも魅力のひとつ。観終えた動画は、自分のスキルとしてプロフィール上でシェアできる。他人のプロフィールと比較するとプレッシャーになってしまうこともあるが、憧れのポジションで働いている人の動画履歴は参考になるはず。このサイトでの学びを生かし、夢に向けて一歩ずつ進んでいこう！

LinkedIn_4 | シアトルの生活情報誌「ソイソース」 — リンクトインのプロフィール欄記入するスキルが多いほど就活で有利になるリンクトインラーニングで修了したコースもここに追加される

学位取得も可能！もっと専門的な知識を身に付けたいなら
📖コーセラ📖
www.coursera.org

数カ月かけて体系的に専門知識を吸収できるオンライン学習専門サイト。教育のプロによってカリキュラムが組まれているため質は高い。その分、無料で学べるものには限りがあり、ほとんどの動画は課金なしには観られない。7,000を超えるコースはそれぞれに料金が設定されているが、月額59ドルの「コーセラ・プラス」のメンバーになると好きなだけ選んで勉強できる。多くのコースを少しずつ試してから決めたい人にもお得なプランと言えよう。

筆者は4カ月かけてグーグル主催のプロジェクト・マネジメントのコースを終わらせたが、とても構成がしっかりしていたように思う。チャプターごとに何を伝えたいのかがよくわかり、クイズや課題も適切で勉強しやすかった。あえて短所を挙げるなら、アクティブに学ぶのが難しいという点。対面式の授業と違い、講師との質疑応答や生徒同士の会話で知識が深まることはないため、基本的には情報を受け取るだけになってしまう。アウトプットしてこそ理解が進むこともあるため、友人や同僚と一緒に同じコースを取ると、より効果的かもしれない。