バラードとインターベイに2つの新しいホームレス野営場が開放されたばかりだが、シアトル開発計画部門は3カ所目となる野営場候補地を載せた地図を公表した。同地図には候補地1500カ所が掲載されているが、実際に市が所有している用地は46カ所しかない。
同部門の発表は、市議会が要請した住宅地内におけるホームレス野営場開放に関する環境調査に応じて公開された。現在の法令ではホームレス野営場は工業エリアでのみ許可されている。
市はすでに開放されている2つの野営場の評定に取り組んでおり、評定後、新しい野営場整備着手を許可するかどうかが決定される。そんな中、エド・マーレイ市長はさらなる野営場の開放に反対と述べた。
市長は「私はさらなる野営場開放のために新しい法案を制定するつもりはない」と市議会宛の手紙で主張した上で、「私はホームレス問題の根本的な解決法を追求していく」と語った。
今年初め、議会はホームレス問題対策に500万ドルの出資を裁決。また、同問題解決に向け、最新の市の予算にも230万ドルが含まれている。
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