「ありがとう、イチロー!頼んだぞ、菊池」後編
日米野球界のヒーロー われらがイチロー!
シアトルでのイチロー選手の活躍ぶりは本誌でもたびたび取り上げてきました。過去の誌面と共に、イチロー選手の米大リーグ人生を振り返ります。偉大な記録や独特の「イチロー語録」は、皆さんの心にもきっと残っているはず。
取材・文:窪田進一朗
2000 年
イチロー選手のマリナーズ入団が正式決定。2000年12月10日号では「マリナーズ正式入団徹底ドキュメント」と題し、巻頭4ページで特集。入団会見での一問一答やシアトルに住む日本人の反応などが掲載された。 |
2001 年 メジャー1年目のシーズンで当時歴代9位となる242安打を記録。新人王・MVP・ゴールデングラブ賞など数々の賞を獲得した。 |
2002 年 シーズン200安打を達成。オールスターファン投票でトップ選出される。 |
2003 年 シーズン200安打の記録を更新。3年連続オールスターにトップ選出。スター選手の地位を確立。 |
2004 年 日米通算2,000安打を達成。262安打を打ち、メジャー歴代シーズン最多安打記録を更新。2004年3月25日号はシーズン開幕前から特集を組み、活躍に期待を寄せていた。 |
2005 年 メジャー通算1,000安打を達成。シーズン200安打の記録も更新。 |
2006 年 200安打の記録を更新すると共に、初開催のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に参加。日本はWBCチャンピオンとなった。 |
2007 年 シーズン後のFA(フリーエージェント)を公言していたが、7月にマリナーズとの契約更新を発表。他球団や日本という選択肢もあったはずだが、「シアトルに残ってくれという言葉がいちばん重かった」とコメントしている。 |
2008 年 両リーグトップタイの213安打を記録。打率3割・30盗塁・ゴールデングラブ賞など各記録を更新。 |
2009 年 シーズン開幕前に行われたWBC第2回大会では、決勝で劇的なタイムリーヒットを打ち、逆転優勝。WBC後に疲労によって一時故障者リストに入るが、メジャー通算2,000安打・シーズン225安打を記録。 |
2010 年 ピート・ローズ氏と並ぶメジャーリーグ歴代1位タイ、10年連続シーズン200安打を記録。10年連続でオールスターに選出された。周りが出場を当たり前と思うのではという記者の質問に、イチロー選手は「僕は思わないです」と答えた。
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2011 年 球団最多安打記録であるメジャー通算2,248安打を更新するも、200安打には届かず、記録が途絶えてしまう。 |
2012 年 7月にシーズン途中でのニューヨーク・ヤンキース移籍を発表。2012年8月10日号では「イチローへ贈る言葉」として別れを惜しむ地元ファンの声を掲載した。 |
2013 年 ヤンキースとの契約を更新。8月に日米通算4,000安打に到達。 |
2014 年 引き続きヤンキースに所属し、打率.284を記録。 |
2015 年 1月にマイアミ・マーリンズへの移籍を発表。シーズン最終戦では投手を務めるなどサプライズも。 |
2016 年 6月に日米通算でピート・ローズ氏の持つ最多安打記録を更新。8月には史上30人目のメジャー通算3,000安打を達成する。 |
2017年 メジャー最高齢での試合出場記録を更新。シーズン後、マーリンズを退団。 |
2018年 マリナーズ復帰が決定。開幕戦には4万7,000人のファンが詰めかける。5月に会長付特別補佐となることが発表される。姉妹紙『北米報知』で復帰会見について掲載。 |
2019年 3月に東京で行われたシーズン開幕戦2試合に出場したあと、現役引退を発表。選手生活に終止符を打つ。
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ありがとうイチロー。たくさんの感動をありがとうございました。
前編は、「新生 T モバイルパークに菊池投手登場!」です。前編を読む…