国際基督教大学(ICU)高等学校
海外学校説明会
帰国生受け入れの専門校、国際基督教大学(ICU)高等学校をご存知ですか? 50カ国以上の国からの帰国生と国内からの一般生が共に学び、帰国生が自分らしく、のびのびと3年間を過ごせる、国際色豊かな環境です。ベルビューで行われる学校説明会を前に、中嶌裕一(なかじまゆういち)副校長・帰国生徒教育センター長に概要を伺いました。
情報・写真提供:国際基督教大学(ICU)高等学校・帰国生徒教育センター
―「帰国生のための高校」とは、一般校とどのように違うのでしょうか。
帰国生が3分の2を占めるICU高校では、ひとりひとりの個性や文化背景などを受け入れるところから教育が始まります。互いを尊重・尊敬し合えるよう個々の活躍の場を作り、「帰国生であること」が自身のかけがえのないアイデンティティーの一部となるように配慮しています。英語、国語、数学の授業、1年生の世界史や理科はレベル別の少人数クラスに分けて指導。日本語の補習制度もあります。
―帰国生徒入試枠の条件、受験方法は?
定員240名のうち、帰国生徒入試枠は160名。保護者の勤務に帯同し、継続して1年6カ月以上海外に在留、帰国後5年以内であれば、ホームページから資格認定の手続を行い、帰国生徒入試を受験できます。推薦入試(60名)、書類選考入試(90名)、学力試験入試(10名)があります。海外現地校やインター校からの受験者を対象に9月編入学試験も実施しています。
―学寮の設備はありますか?
保護者が海外や他府県に在住する場合など、希望者は健康状態に問題のない限り学寮で生活できます。キャンパス内に男子寮2棟と女子寮3棟を完備し、各寮には住み込みの寮監・寮母もいます。原則として毎週末に閉寮し、寮生は自宅または身元引受人宅で週末を過ごします。2020年夏までに大規模改修が完了します。
―高校卒業後の進路は?
現役大学合格率はほぼ90%と高く、80名が指定校推薦される国際基督教大学(ICU)ほか、国公立・私立の有名大学、海外の大学と、進学先は多岐にわたります。2019年度実績では海外含め約100校の大学学部から指定校推薦を得ています。
―ICU高校の魅力とは何でしょうか。
今春の帰国生の出身在留国は最多184名の米国を始め、52カ国に及び、まさに「クラスひとつが世界」、「隣の席に異文化がある」という学校生活です。他者との違いを受け入れることによって、共に大きく成長し合えることが魅力。明るく伸びやかな校風も自慢です。
―帰国生受験を考える家庭へのメッセージをお願いします。
現地語を学び、コミュニティーに友だちを作り、諸地域の社会問題への取り組みを見つめる海外生活体験は、マイノリティーの視点から日本の社会を考察する力となります。帰国後に多角的、複眼的に社会のあり方を考察する力を、海外生活の中で育んでください。
◾️国際基督教大学(ICU)高等学校 海外学校説明会
日時:9月27日(金)4:30pm~5:50pm(4pm受付開始)
場所:Lake Hills Library
15590 Lake Hills Blvd., Bellevue, WA 98007
料金:無料
問い合わせ:☎︎81-422-33-3407、icuhs-rs@icu.ac.jp
申し込み・詳細:www.icu-h.ed.jp
ICU高校に集う帰国生の体験談を紹介。授業の様子や行事などについても、スライドやDVD上映を交えながら、2名の教員が解説する。子連れOK、途中参加・退場可。最後に帰国生徒入試詳細の説明もある。