12月10日(木)の朝、I-405エクスプレス車線の通行料金が、法定上限料金である10ドルに達し、ワシントン州運輸局は上限料金のさらなる引き上げを検討していると述べた。
リンウッド-ベルビュー間の南方面に向かうドライバーによると、低速走行が続いたために70分に渡って通行料金が10ドルの状態だったという。
通行料金は、2本のエクスプレス車線においては、同区間のピーク時に平均走行速度を45マイル(時速72キロ)に維持できるように設定されており、平均走行速度が45マイルを下回ると、自動的に値上がりするようになっている。なお、通常車線の走行速度は、通行料金には反映されない。
運輸局は、料金上限のさらなる引き上げを検討しており、引き上げには同州交通委員会の承認が必要になる。
ピュージェット湾市議会は、同区間の有料化によって、交通渋滞は緩和しているとの見解を示しているが、ベルビュー市長はドライバー側からの反対意見、特に通常車線において交通渋滞は以前より悪くなっているという声を聞いているとコメントしている。
運輸局によれば、3人以上が同乗するカープールの場合、フレックスパス(Flex Pass)を持っていれば、同区間は無料で走行できる。しかし現在、16万枚のフレックスパスを持っている人の車両に本当に3人以上同乗しているのかを確認するには一台一台警察が検問する以外に手段はないとしている。同局はその事実を確認するには日光が必要で、日照時間が長くなればより正確な判断ができると主張している。
関連記事はこちら→komo5