パティ ・クリーガーさんがソーク・マウンテンに友人とハイキングに出かけたきり行方不明になって、今月で5年が経つ。クリーガーさんが行方不明になった日から、彼女の家族は彼女を探し続けている。10月17日(土) 、家族はマウント・バーノンの人気の多い交差点で、彼女の行方を知る人がいないかと、プラカードを持ち交差点に立っていた。 「 彼女の身にこんなことが起こるなんて、不公平すぎる。本当は今日も私たちと一緒にいるべきなのに。今頃定年退職しているはずなのに」とクリーガーさんの友人、ナン・スぺインさんは言う。「私たちはただ彼女を家に連れて帰りたいだけ。もし彼女が生きているなら、それに越したことはない。もし彼女が最悪この世にいないなら、彼女を安らげる場所に返してあげなくちゃならないわ」 クリーガーさんの家族は、彼女の姿を最後に目撃した人物がラリー・プレズリー氏だと考えている。プレズリー氏は、クリーガーさんが行方不明になった当日、彼女が参加するハイキンググループを引率していた。しかし、クリーガーさんは誤った道を下ってしまい、それ以降、行方不明となってしまう。プレズリー氏は、後で彼女と合流できるだろうと考え、彼女を待たずにその場を立ち去った。プレズリー氏は現在、同件とは関連のない銃法違反で服役中。 クリーガーさんの息子、アラン・パターソンさんは、「ラリーには引率者としての責任があったにも関わらず、彼女を置き去りにした。単にそれだけだ」と語る。「彼は彼女と山を下りるべきだったんだ。ハイウェイから7マイル(約11キロ)も離れた場所に、補聴器をつけていてもほとんど耳が聞こえない65歳の女性を森の中に残すべきじゃなかった。彼女が犬を連れていようかどうか(当時彼女は犬を連れていた)は問題ではない。そんなこと大の大人がすることでない」 土曜日、パターソンさんもクリーガーさんの友人たちとともに、あの日母に何が起こったのかを知るため、いちるの望みを持ち、マウント・バーノンの交差点にプラカードを抱えて立った。 「母を家に連れて帰るまで私は探すのを止めない。母が見つかる、それだけがこの事故に打てる終止符だ」。パターソンさんはそう語った。 king5の関連記事はこちら