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シアトル-タコマの大気汚染度は全米ワースト26位

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全米レベルでの大気汚染は改善されつつあるが、米国肺協会(American Lung Association)の調査によると、ワシントン州のいくつかの街はよくない評価を受けている。同協会は、EPA(米国環境保護庁)が2012年から14年にかけて計測したディーゼルエンジンや薪などが原因となる公害微粒子のデータをもとに調査し、その結果シアトルータコマ地域は大都市のランキングでワースト26位となっている。EPAによると煙や埃から出る公害微粒は肺の奥に届き、喘息の悪化、呼吸器症状の増加、肺機能の低下、循環器系の問題の悪化などをもたらす可能性があるという。また、ワシントン州環境省の2009年の調査によると、毎年およそ1100人の州住民が公害微粒子が原因で死亡している。近年の異常気象による山火事も空気中の公害微粒子を増加させており、今後、気象の変化が大気汚染の問題を複雑化させるかもしれないと予測される。

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