ここ数週間の、いつもより10~15度暖かい季節外れの夜の気温のため、スポケン川流域にある山の積雪の約14パーセントが溶けた。
研究者は、夜間の気温の高さは気候変動の傾向と関係しており、ノースウエストの積雪と夏の水の供給に影響すると語っている。
山の積雪は、ゆっくりと溶けることで、夏の重要な水源となるが、早く溶けすぎると干ばつに繋がる。
月曜日の時点で、スポケン川流域の積雪量は、通年のこの時期の約81%だ。
アメリカ国立気象局によると、最近の天候のパターンは6月まで継続する可能性がある。 これから3カ月は、例年よりも暖かく、降水量も通常より少し減る可能性があるだろうと予報されている。
「昨年の夏の水不足は、気温がいかに水の供給に影響するかを理解するためのノースウエストへの警告になった」と気候学者ニック・ボンズ氏は述べている。
「降水量が不足して水不足になったのではなく、気温の上昇が原因だった。山ではいつもよりも多くの雨が降ったのに、雪が全くなかった」とボンズ氏は語る。
そして、「昨年のような水不足は初めてだったが、ありがたいことに今年は繰り返されないだろう。しかし、今後10年間にもっと頻繁に起こる前兆かもしれない」と述べた。
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