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ホリデー恒例! バレエ「くるみ割り人形」を鑑賞

© Angela Sterling
絵本作家、イアン・ファルコナー氏が手掛けたPNBオリジナルのきらびやかな舞台装置と衣装も必見

クリスマスの風物詩として世界中で愛される、くるみ割り人形。シアトルではパシフィック・ノースウエスト・バレエ(PNB)による対面公演が2年ぶりにカムバックし、12月28日(火)までマッコー・ホールにて上演されます。

サンクスギビング翌日の11月26日に迎えた公演初日の会場は、ファミリー客でいっぱい。ドレスアップした子どもたちの姿に、思わず笑みがこぼれる。くるみ割り人形には、振付師やバレエ団の解釈によって多種多様な演出が見られるが、PNBは2015年よりジョージ・バランシン氏の振り付けで上演。主人公の少女、クララをスクールの生徒が演じ、お菓子の国の女王である金平糖の精をプリンシパルが躍るという配役だ。

始まりは、劇場の幕に映し出されるアニメーション・ムービー。森からニューイングランドの街を通り抜け、物語の舞台となるシュタールバウム家へと観客を誘う。

第1幕の主役は子どもたちだ。かわいらしいダンスやマイムで、クリスマスイブの夜を盛り上げる。リアリティーあふれるねずみの衣装や、約12メートルの動くクリスマスツリーを用いた、巧妙であっと驚くような演出にも注目したい。

エントランスにある大きなクリスマスツリーや劇中キャラクターのパネルなど撮影スポットは大人気

第2幕はお菓子の国へ。戦いに勝利したクララと王子は金平糖の精に出迎えられ、さまざまな国のお菓子たちが歓迎の踊りを披露する。今年はお茶の精を一新。中国文化で幸運のシンボルとされるコオロギを、新キャラクターとして採用した。

ラストまで華やかで楽しい場面が続くのが、バランシン氏のアレンジ最大の特徴でもある。PNBの精鋭たちが次々と魅せるアクロバティックな踊りに、目が離せない!

Pacific Northwest Ballet

日程:開催中〜12月28日(火)
場所:Marion Oliver McCaw Hall
321 Mercer St., Seattle, WA 98109
料金:$27〜 ※12月20日(月)〜28日(火)のデジタル配信$49
問い合わせ:☎206-441-9411
詳細:www.pnb.org/nutcracker