米国勢調査局からのデータによると、ワシントン州内の全39郡において、過去5年間で非ヒスパニック系白人の割合が減少している。キング郡と他の6つの郡では、白人人口は少なくとも3%下降した。州全体としては、2010年の72.6%から69.8%に下がった。
白人の人口そのものは増えているものの増加率は遅く、およそ2%に過ぎない。アジア系やラテンアメリカ系、 混血、黒人など他の人種グループの増加率は2桁になっている。中でもキング郡は、他の人種に比べてアジア人の増加率が最も高い。キング郡の人口のおよそ17%がアジア人だ。州の人口統計学者の李趙氏は「キング郡は移民のためのハブであり、特にアジア人にとってはその傾向が顕著だ」とコメントしている。アジア人はいくつかのカテゴリーに分類され、その一部はH-1Bビザを持つ高学歴で専門性の高い就労者や、あるいは大学に通う学生たちだ。
州全体としてのこの傾向に、ひとつ注目すべき例外がある。アメリカで5番目に大きな白人都市、つまりシアトルだけは2010年以来、白人の割合がわずかに上昇している。
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