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シアトル発 ユニークなギフトが見つかるお店

SS-2016.06

 

 

シルバーマン ブラウン・ステーショナーズ(Silberman Brown Stationers)

ダウンタウンの中心部に位置する、歴史ある文房具店。1977年にベルビュー1号店をオープンしたのちシアトル市内に2店舗を構え、現在営業しているのはこちらのダウンタウン店のみ。どこか懐かしさを感じさせるノスタルジックな店内には、オーナーの見立てで集めた特別なアイテムが並んでいる。

シルバーマン店内
シルバーマン店内

万年筆やボールペン、鉛筆といった筆記具が揃う中、ひときわ目を引いたのはガラスペン($96)。美しく繊細なガラス細工で作られたペンは、オレゴンのガラスアーティストが制作した1点もの。赤、黄、青、水色とさまざまな色があるだけでなく、形やペン先の太さもひとつずつ違う。使い方はつけペンと同じく、ボトルインクにペン先を浸してインクをつけるだけ。ペン先の溝がインクを吸い込み、一度にハガキ1枚分程度の文字を書き続けることができる。ガラスの滑らかな書き味が心地よく、使い終わったらペン先を水で洗うだけと、手入れの手間も少ない。見た目と実用性を兼ね備えた一品だ。

01-min

オーダーメイドの革製手帳も取り扱っている。制作するのはカリフォルニアの革職人。サイズ、形、革の種類や色を見本の中から選び、世界にひとつだけの手帳を作ることができる。革は外側と内側で別の色を指定できるので、ここはセンスの見せどころかもしれない。選ぶものによって値段は上下するが、目安としてひとつ150〜175ドル。

革の手帖

スペシャルな日に欠かせないのはグリーティングカード。店内の半分はカードとレターセットが占めている。個性的なオンリーワンのデザインから、結婚式の招待状に使えるフォーマルなスタイルまであり、カードやレターセットを購入すれば、店内で宛名や文章を印刷してくれる。プリントしたい内容を伝えると常駐のデザイナーがその場で作業してくれて、所要時間は10分から2時間程度。費用は商品の代金と、印刷代として通常のカードであれば1枚につき1.50ドル。何枚からでも手軽に注文できるというのだから、ちょっとした特別感を演出するのには最適だろう。またシーリングスタンプとワックス(封蝋)も販売しており、廃盤になったスタンプが現在セール中でひとつ5ドルなので、気になる方はお早めに。
「多くの人は以前のように手でものを書かなくなってしまった。だけど一方でコンピューターに飽き飽きしてる人もいて、やっぱりみんな紙に字を書くのが好きなのよ。だから私たちは今もここで素敵なカードを売ってるの」そう語るのは共同オーナーの1人、スー・シルバーマンさん。思わず誰かに手紙を書きたくなる、そんな店だ。

Silberman Brown Stationers
417 University St. Seattle, WA 98101
☎ 206-292-9404
www.silbermanbrown.com
営業時間:月〜金 10am〜6pm、土 10am〜5pm

 

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