ワシントン州認定リフレクソロジストの帆足ゆかりさんは、2002年に日本で資格を取得して以来、多くの人を癒し続けている。足反射区療法 （リフレクソロジー）とは、古代インド、中国、エジプトから伝承されてきた自然治癒療法で、足の「反射区」を押圧することによって各臓器を活性化し、全身の血行を改善 して解毒を促す療法だ。
足の裏は末梢神経が集中しており、足裏の各ゾーンを刺激することで対応する臓器が刺激される。局部への働きかけで全身に効果が現れる同療法は、疾病の予防に役立つと言われている。「病気はかかる前に足に出ることが多いです」 と語る帆足さんは、しこりなど通常とは異なる感触を探り当てると、そこを集中的に揉みほぐす。さらに経絡がブロックされていると感じられる部分は、入念に滞りを流していく。徹底的に「気、血、水（リンパ）の流れを増大させること」で老廃物を取り除き、自然治癒力を活発化させる。
施術はまずベルガモットとラベンダーのアロマ油をいれたフットバスから始まった。両足を入れると微かな振動が伝わり、オイルのなめらかな感触が肌に心地よい。殺菌効果もあるそう だ。その後ベッドに横たわって施術が始まる と、数分もたたないうちに、長年の首の凝りを指摘された。施術はどんどん熱気を帯びていく。ツボよりも広い面を押されるので痛みはないが、体内にズンズン迫ってくるような感覚があり、内臓を鷲
掴みにされた思いがして驚いた。改めて、 足裏が内臓の反射区と呼ばれていることを納得。 足指のてっぺんや付け根など、自分でも触ったことがないような場所まで火照り、血行が改善されたのが自覚できる。足の甲、足首、ふくらはぎ、膝 裏のリンパ腺、頭、両耳、眉間にいたるまで、丁寧 でパワフルなセッションを受けた後は、全身がエネルギーで充満し、高揚しているように感じられ た。
その後、老廃物を効果的に体外に排出させるためお白湯を飲む。体の芯から緊張が消え、動作まで緩慢になった。帆足さんは「たかが足、されど足」と言っていたが、「たかが足」などとは呼べな い強烈な全身体験だった。フットマッサージとは明らかに異なる次元の、より深いヒーリング効果があると感じた。 かかとのケアや足のむくみを取る美脚コースや、10分間のレイキヒーリングもセッション後に体験できるので、ぜひお試しを。
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