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女子会のすすめ

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リトルシープ・モンゴリアン・ホットポット( Little Sheep Mongolian Hot Pot)

resize0039 冬の女子会に、ちょっと趣向を変えて火鍋はどうだろう。今回おすすめするのは、宇和島屋シアトル店横にあるモンゴル風火鍋の「リトルシープ・モンゴリアン・ホットポット(Mongolian Hot Pot)」。建物に可愛いヒツジのトレードマークがある店で、気になっていた人も多いのでは。

resize0038 案内に従って3階に上がると、火鍋からイメージしていた雰囲気とは違って、広々とした店内は高い天井のモダンな造りで、インテリアはシックなアースカラーに統一されている。座席は座り心地満点のソファで、おまけに背もたれが高く、隣のテーブルと隔離されているのでちょっとした個室感がある。

火鍋は29.99ドルから99.99ドルコースまで人数によって4種類の値段から選べるようになっている。食材は、ビーフ、ラム肉、白身魚、エビ、貝柱、ムール貝、白菜、えのき、厚揚げ、豆腐、それにサイドでチャーハンとキャベツの漬物がついてくる。スープは、肉と魚がベースのオリジナルスープ(House Original)、スパイシースープ(House Spicy)、そして野菜スープ(Mushroom Vegetarian)の3種類の中から選べる。この日私たちは3人だったので29.99ドルのコースにし、オリジナルとスパイシーのハーフ&ハーフのスープを選んだ。料金とは別にスープ代として1人3ドルチャージされるが、それでも1人当たり13ドルと非常にリーズナブル。
resize0041 スープの入った鍋が運ばれて、テーブルの真ん中に設置されたIHヒーターの上に置かれた。鍋の中央で分けられた片方の白濁したスープがオリジナルで、赤い方がスパイシー。スープの中にぷかぷか浮いている種のようなものは漢方薬の草果らしい。他にもクコの実、竜眼など10種類以上ものスパイス兼漢方薬が入っていて、まさに食は薬なり! 香辛料が混ざり合ったスープは奥深い味がする。鍋が温まるころに具材が運ばれ、テーブルの上は食べ物でいっぱいになってしまった。
店員さんによると、食材を煮る時間の目安は「ビーフ、ラム肉は30秒、豆腐、野菜は1~2分。魚介は3分ほど」ということで、肉はしゃぶしゃぶ感覚でよいと納得。さっそくビーフを試すと、柔らかい肉はどちらのスープとも合い、箸がすすむ。ラム肉は特有のにおいが気になる人には、香りを緩和してくれるスパイシースープで食べるのがおすすめだ。大きなレタスが一緒についてきたので、辛いのが苦手な私はスパイシースープから引き上げた肉をレタスで包んで食べてみたら、これが大正解! みずみずしいレタスで辛さが緩和され、とても食べやすい。どちらの肉もたっぷりあるのでこの日は3人では食べ切れないほどだった。
resize0035 鍋は後になるほど肉や魚からのうまみがスープに染み出す。日本の鍋と違って、たれは付けないので、淡白な野菜や豆腐は後から煮てスープと一緒に食べるのがよいだろう。おなかいっぱいになったうえ、体は芯からぽかぽか。寒い日にはもってこいだ。
90分食べ放題というお得なメニューもあり、大人21.98ドル、子ども16.98ドルで、鍋、サラダ、丼もの、餃子などが食べ放題だそうだ。
店内はいくつかのセクションに分かれていて、さまざまな大きさのグループに対応できるようになっているので、これからの宴会シーズンの会場にもよさそうだ。

Little Sheep Mongolian Hot Pot
609 S. Weller St., Seattle, WA 98104
☎ 425-653-1625
www.littlesheephotpot.com
営業時間:11:30am ~ 11pm

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