ガイド犬とサービス犬について知ろう!
日本では目にすることが少ないが、アメリカでよく見かけるガイド犬とサービス犬。ガイド犬とサービス犬の違いとその仕事、街で見かけたときの注意について知っておこう。
ガイド犬
ワシントン州でガイド犬(Guide dog)と言うと、盲導犬を意味する。地域によってはSeeing eye dogとも呼ばれる。仕事はハーネスのハンドルを通して視覚障害者が安全に街中を歩けるようにサポートすること。障害物を避けて通ったり、曲がり角や階段など危険なところを知らせたり、信号などをうまく切り抜けられるようにガイドをする。
サービス犬
サービス犬はハンディキャップを持った人のために働いており、その仕事は多岐に至る。通行補助のような役割もあれば、聴覚障害者への警告、車椅子の牽引、はたまた薬の服用のリマインダーや心的障害者の癒しなどまでを行う。障害者のサポートが常にできるように、サービス犬は公共の場へ入ることが許可されている。
街でガイド犬やサービス犬を見かけたら
これらの犬たちはよく訓練されており、おとなしく賢い犬が多い。つい触ったり話しかけたくなったりするかもしれないが、むやみに邪魔をしてはいけない。犬は仕事中なので、触る時は飼い主の了承を得てからにし、勝手に餌をやったりおもちゃを与えたりして興奮させないように。犬の目を見つめるのもタブー。飼い主が第三者の助けを必要としている場合は、腕を差し出して掴んでもらってリードし、犬ではなく飼い主の方に話しかけよう。時に飼い主が犬の首輪を掴んで口頭で叱るのを目にすることもあるかもしれないが、飼い主はプロからしつけ方の指導を受けており、虐待ではないことを知っておこう。街で仕事中のガイド犬とそのパートナーを見かけたら、以上のことに注意してそっと見守り、必要なときは助けてあげよう。
参考:welcome.guidedogs.com
協力:ナオミ・シェラー