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こと・ゼリーコーヒー / KOTO JELLY COFFEE 〜人気のお店訪問


今年7月よりカフェやイベント会場でポップアップストアを展開し、人気を集めてきた「こと・ゼリーコーヒー」が、12月1日、ファーストヒルに待望の常設店舗をオープン!開店1週間前のソフトオープニングイベントに訪れました。

取材・文フォーリー由香

こと・ゼリーコーヒー /KOTO JELLY COFFEE

 

建築家であり写真家でもあるヘイウッド・チャンさん、かっての職場の同僚、浜井律子さん、レシピ開発担当の塩月琴音さんの3人がタッグを組み運営する新感覚のカフェ。店内は、アウトドアブランド「スノーピーク」の商品とチャンさんが手がけたインテリアアイテムが見事に調和する落ち着いた色合いの空間。イベント当日は招待客で賑わう中、コーヒー、紅茶、抹茶ベースの3種類を注文。タピオカドリンク用の太いストローで飲むことを想像していたが、意外にも提供されたのは細いストロー。この細さがゼリーに閉じ込められた香りをふわりと引き出し、繊細な風味が口の中で豊かに広がる。柔らかい寒天の優しい喉越しもクセになる。アメリカで一般的なゼラチンではなく、寒天を使用しているためオーツミルクと組み合わせれば、ベジタリアンやビーガンでも安心して飲める。

ゼリーティー+アイスクリーム$8.95(左)、ゼリーコーヒー+ミルク(ハーフ&ハーフ)$6.95(中央)、ゼリー抹茶+抹茶ラテ(右)各$8.95 ※実際は画像のものより大きい12オンスのカップで販売

「ゼリーコーヒー」は、日本でお馴染みの「コーヒーゼリー」をヒントに誕生した。日本とアメリカでは水質や寒天の品質が異なるため、日本の作り方ではうまくいかず、納得のいく仕上がりになるまで試行錯誤を重ねたそう。「ゼリーコーヒー」には深いコクと力強い香りが特徴のダークローストを使用。ひと口ごとに広がる豊かな香りにうっとりする。「ゼリー抹茶ラテ」には濃厚な抹茶シロップが加えられ、まろやかな口当たりと抹茶特有のほろ苦さが際立つ。いずれも甘さ控えめで大人の味わいだ。「ゼリーティー」にはアイスクリームを選んだ。アイスクリームと紅茶味のゼリーの組み合わせが新鮮な驚きを与えてくれる。「ゼリーミルクシリーズ」にはカフェインフリーのメニューもあり、カフェインにはまだ早い小さな子どもも楽しめる。

笑顔で迎えるスタッフ。左からヘイウッド・チャンさん、塩月琴音さん、浜井律子さん

「地元のつながりを大切にし、たくさんのショップとコラボレーションをしていきたい」と、今後は月替わりでさまざまなショップのコーヒー豆や紅茶、お茶を取り入れる予定。さらに「こと」オリジナルのブレンドコーヒーの開発も進めている。原点であるポップアップ形式での出店は今後も継続するそう。「みんなが気軽に集まれるコミュニティーの場として同店を活用してほしい」と、3人の明確なビジョンと熱い思いを語ってくれた。

こと・ゼリーコーヒー /
KOTO JELLY COFFEE

512 Broadway, Seattle, WA 98122
営業時間:火〜木11am 〜3pm 金〜日11am 〜6pm
定休:月 ※変更の可能性あり
info@kotocoffee.com
www.kotocoffee.com

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