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ミラーみつこさんがコロナ禍での住宅ローンについての悩みに回答!

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コロナ禍でのお金の悩みに専門家が回答

ワシントン州知事による自宅待機命令の下で暮らす読者の皆さまへ、ソイソースでおなじみのお金の専門家たちがコロナ禍を乗り越えるための知恵についてアドバイス!

※掲載した内容はあくまで一般的な情報であり、個々の状況に応じて異なる場合があります。また今後の情勢によって変更される場合がありますことをご了承ください。
※最新情報、詳細は州や該当機関、各社のウェブサイトなどでご確認をお願いします。

住宅ローン Home Mortgage


ミラーみつこさんが回答

シニア・モーゲージ・スペシャリストとして27年の経験。外出制限中もオフィスをオープンし、相談はいつでも無料!

Directors Mortgage
11400 SE. 8th St., #400, Bellevue, WA 98004
☎206-679-3371、mitsuko.miller@directorsmortgage.net

住宅ローンの返済を延期してもいい?

このコロナ禍で、政府がいろいろな経済支援策を打ち出し、皆が危機を乗り越えられるようにと考えてくれています。しかし、飛び付く前に事実をしっかりつかんで、他の選択肢も検討しましょう。個々のクレジットを守り、将来の経済的ゴールの妨げにならないよう、くれぐれも気を付けてください。

●「モーゲージ・フォーベアランス」とは?

たとえば、コロナ禍による経済の混乱に対処するために設けられたモーゲージ・フォーベアランス(Mortgage Forbearance)と呼ばれているプログラムは、支払いを一定期間免除できるものでも、停止できるものでもありません。特定のローン(Conventional、FHA、VA、USDA)の借り手は、貸し手との短期間の契約により、毎月の返済を減額もしくは延期できます。もし、固定資産税や火災保険も一緒に支払うローンの場合は、これも含めた契約プランになります。

頭に入れておきたいのは、この契約期間が終わると返済を一気に行わなくてはならない場合があること。リファイナンス(借り替え)をすればいいと考える方もいるかもしれませんが、モーゲージ・フォーベアランスの契約期限が終わってから1年経たないと、普通のリファイナンスはできないので要注意です。また、一気に支払う代わりに、支払いを引き延ばした期間をそのままローン返済期間の最後に足せる場合もありますが、そのやり方が好ましいかどうかはケースバイケースです。

●その他の支援プログラムについて

このほかにも、ローン・モディフィケーション(Loan Modification)など、支払い額を払える額に見直してもらえるプログラムがあります。銀行など、貸し手が提供するサービスセンターで相談してみましょう。また、米国政府による経済刺激対策法であるCARES Act(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act)は、個々のクレジットに悪影響を与えないことを意図して策定されていますが、貸し手とクレジット・ビューロー(借り入れや支払いの状況など個々のクレジットを管理する機関)間での記録の漏れがないように、クレジット・レポートを自ら監視する必要があるかもしれません。

●支援プログラム以外に考えられるチョイスとは?

十分な収入があり、ローンを申請できる方は、現金を引き出すことのできるリファイナンスまたは、資産価値に応じた借り入れができるホーム・エクイティー・ローンを第2モーゲージとして付けることも検討できます。その現金でクレジットカードなどの借金を支払い、月々の支出の総額を減らせば、危機を乗り越えられるまでのクッションとなるでしょう。個々のケースでどのようなチョイスがあるのか、質問があれば遠慮なくご連絡ください。