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親の介護で私はボロボロ。夜も眠れない。
どうすればいいの?
介護期間は平均すると約10年にも及ぶといわれています。その長い時間、家族は親の介護に向き合い続けなければなりません。身体介護や買い物代行などさまざまなサービスを利用できるとはいっても、それらを取捨選択して決定していくのは家族の役割です。親の希望や意向に耳を傾けるといった家族にしかできないことがあります。その間、家族の気持ちは大きく揺れ動きます。今回は親の介護に向き合う家族が経験する心の変化に焦点を当ててみましょう。
60代の父親が脳疾患で倒れて入院。
その後の対応に困る30代のAさん
Aさんの父親は60代後半。数年前に妻を亡くし、名古屋で一人暮らしをしていました。Aさんを含む3人の娘たちは皆海外で生活しています。父親も海外生活が長く、退職後もコンサルタントとして活躍を続けていたので、まだまだ元気だと誰もが信じていました。しかしある日、突然父親が脳梗塞で倒れ、入院。リハビリを必要とする認知症状が現れ、Aさんたち娘3人は、急な父親の介護に直面することになりました。遠く離れた場所で、何をどうすれば良いのかまったく分からず、途方に暮れていたAさんは「藁をも掴む思いでサロンドハースにたどり着きました」と相談を寄せてくれました。
親の介護をする家族に必ず訪れる心の波
Aさんのように、親の介護が突如として始まるケースは少なくなりません。一般的に親の介護は親が80代から90代、子ども(家族)が40代後半から60代の時期に始まり、介護期間は平均10年続くとされています。この長い期間、家族は家族はさまざまな感情の波に飲み込まれます。
① 混乱期 ② 負担期 ③ 安定期 ④ 取り期間
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