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第21回日本にいる親の遠隔介護 もう限界かも? 家族は疲労困憊〜日本の親は大丈夫? アメリカからの遠隔介護

アメリカ在住者に向けて日本の介護・お役立ち情報をお届け!

日本にいる親の遠隔介護 もう限界かも?
家族は疲労困憊

アメリカと日本。国をまたいで時差もあるなか、日本にいる高齢の親の遠距離介護をする人からの相談が増えています。たとえば、認知症の初期症状が出始めた親の介護をアメリカにいる家族が対応するのは、身体的にも精神的にも大きな負担となります。今回は、遠距離介護の不安を安心に変えるコツについて事例を交えながら紹介します。

日本で独り暮らしをする母親
アメリカからの遠距離介護で10キロ痩せてしまったAさん

Aさんの母親は東京で独り暮らしをしています。Aさんは、アメリカに住みながら1年ほど前から認知症状が出始めた母親の遠距離介護をしています。毎日電話で連絡を取り合っていましたが、ふと「何かがおかしい」と母親の様子に異変を感じ、すぐに日本へ飛びました。すると、冷蔵庫の中には同じ食材が山ほど入っていたり、未払いの請求書が溜まっていたりと、認知症の初期症状がみられました。そこでAさんはアメリカと日本での遠距離介護の体制を整え始めます。しかし、時差がある介護は次第にAさんの体力を奪っていきました。たとえば、「ガスが止まったからガス会社に連絡して」「今日は病院に行く日だけど診察券が見当たらない」など、時差を考えずに、アメリカ時間の午前2時や3時に母親から電話がかかってくることが増えました。こうしてAさんは母親の対応をしてから仮眠を取り、家族の食事を用意して仕事に出かけるという生活を1年続けた結果、10キロ痩せてしまいました。

親と子どもは別人格
親には親の人生があり、子どもには子どもの人生がある

親の介護を海外から行うことは、Aさんのケースのように非常に大きな負担となります。「いつも親のことが頭から離れず、気持ちが重い」「睡眠薬を飲まないと眠れなくなった」「日本の親族から、あなたは子どもなんだから日本に帰って親の面倒を見なさいと言われる」といった相談が多く寄せられます。もちろん、本人が希望するなら日本に帰国して親の介護をするのも一つの選択です。しかし、私はお勧めしません。これまで築き上げてきた海外での仕事や生活をすべて放棄していいのでしょうか?

「親と子どもは別人格」「親には親の人生があり、子どもには子どもの人生がある」と考え方を持つことが大切です。

海外在住だからこそできることがある
遠距離介護はチームプレーがカギ!

サロンドハースに相談することで、海外在住という利点を活かし、日本にいる親の介護を続けている人が多くいます。家族だけで親の介護をすることは難しく、お互いに疲弊してしまう可能性があります。現在の日本には利用可能なサービスが豊富に揃っています。これらを上手に活用することで、親の安全で安心な生活をサポートすることができます。スペシャリストとチームを組んで、今後の生活を整えていきましょう。

親にとっても家族にとっても最善の選択ができることを願っています。

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[総合窓口:日本]一般社団法人Hearth(ハース)
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主催:一般社団法人Hearth(ハース)
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文美 横畠
■一般社団法人Hearth(ハース)代表理事。国際介護アナリスト。ベネッセスタイルケアにて高齢者住宅の立ち上げや広告宣伝等に携わった後、41歳で退社し、夫婦で7カ月かけて世界各国の高齢者施設200カ所以上を訪問。これまでに取材した高齢者やその家族は2,000人を超える。「介護を通じて日本と世界を幸せに」をモットーに活動中。 サロンドハース salon_de_hearth