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後ろから押されて交通事故に

皆さん交通事故です。
ついにわが身にも事故が起きてしまった。car-cripart
まったく起きそうもなところと優雅な感じで運転してたのに。起きない状況とはもちろん言い切れないけど、土曜の日、雨はけっこう降った。降ったときはかなりの量だけど止んだりもした。事故当時は止んでいた。止み上がりのハイウエーはかなり濡れていたので、皆気をつけてスピードも50マイル程度で緩やかなスピード状態だった。滑りやすい状況で人より速くという車はほとんどない。だから事故るなんて夢にも思わない。
しかし、そんな状況だから油断する人がいるようだ。みんな車間距離も濡れた道で十分とっていたにもかかわらず、後ろからズンと押され、まさか、と思った。その拍子にたぶん80-90マイルかと思うほど勢いがついて道路のレーンを外れ、路肩を通り越して、フェンスに突っ込んだ。car-cripart-2
フェンスを支えるポールを振っとばして金網ネットが緩んだ隙に我が車は下からくぐってあっち側に落ちて行ったが車は止まらずまっすぐ突進したら木に激突か、もう一つのフェンスにまたもや激突になるため、ほとんど気を失うかと思う中なんとか気を持ち直して、その間多分1秒ほどの余裕で左にハンドルを切って丸くカーブしてようやく車は止まった。前方焦げ煙モウモウで、一瞬どうしたものか頭に浮かばなかったがはっとして何をするべきかと気がまわり、旦那に外に出ようと叫んだ。旦那も動揺していてどうしたんだろう、なんて思っていたかも。座ったまんま目を白黒させていたようだ。もしかしたら、車が燃え出すかもしれないから急がないと。なんで体は動けるんだろうとも思いながら。
ドアは無事に開いてすぐ外に出て車から離れてホットした。火がついて爆発したら大変だ。
エンジンはかかっていてライトもついていたので旦那にエンジンとライトを消すように言った。恐る恐る近づいてなんとか止めてくれた。

フェンスはもとに戻っていてハイウエーの方に行けない。向こうに見えるのは車が4-5台端に寄って止まっている。どーしたんだろう、と見ていると車から次々に降りてきてフェンスの方に近づいてきた。きっと道路から投げ出された私たちと車の様子を伺いにやってきたようだ。彼らは急ブレーキで相互に事故らないで済んだ人たちだった。fireenginetruck3

私と旦那が元気そうなのをみて大事に至らなかったことがわかったようで話しかけてきた。他の人はいるのとか聞いてきた。幸い、二人共怪我もなく、まったく運が良かった。運が悪ければ、フェンスに激突して車がひっくりかえっていたかもしれない。かえってスピーとが増してフェンスを支えるポールをたおしたお蔭でフェンスが緩んで、向こう側に行けたのが良かったと思う。もしポールにあたってなければフェンスを通り越すことはできなかっただろうから、その勢いはすさまじい。骨なんか折れていただろう。

車体の破損具合を調べてみると驚くことに、それほどひどくなかった。車の両側の車輪はへし曲がっていたが、ボンネットやバンパーはかすった傷はあったがへこんでいないのが不思議だった。中のエアバッグは二つとも飛び出ていた。これが出てしまうと車は廃車だそうだ。

これを直すだけで各3000ドルかかるという。フロントガラスは右よりにヒビが全面丸くあったが崩れ落ちてはいなかった。car-cripart-3

勢いで何かに激突したときはもうダメだと一瞬感じた。ところがそのフェンスを通り越してもまだ体に異常がなかったのでどーしたんだろうと思いながらも必死で車を止めようと左カーブした。事故ったからきっと意識不明になるか、なんて一瞬思った。ところがどっこい元気にぴんぴんしていることが不思議だった。

それも旦那も元気。ネックの後遺症もなさそう。医者に行った方がいい、と人は言うけど、行く理由も今のところない。車は廃車になって今はレンタカーに乗っているが道路に出るのは怖くなった。事故っていつ何時起こるかわかったもんじゃない。混んでなくても事故は起きる、と言うことです。focus201510
私はきっと車を追突した人は車内で携帯を使っていたとか、ラジオのチャンネルを回してたとか、何かしていて前方不注意だったと思う。かえって安全そうだからと車の中で余計なことをしてしまう油断するチャンスにもなることも危ない素因だ。
事故当時は体が反応して震えがしばらく止まらなかった。精神的には怪我もなく安心していたが、やはり事故で脳もあまりのことに動揺していたようだ。やられた私たちは幸い元気なので事故を起こした人はすごく喜んでいたと思う。車よりも人間の怪我の方が頭痛ですからね。レッカー車がフェンスの鍵がないので中になかなか入れず、3時間かかったのでレッカー代$600かかったそうです。ふつうなら1時間もかからないところですが。

そんな中事故を起こした人は交通違反のチケットと必要書類などを処理して1時間か1時間半くらいでさっさと去って行きましたが、私達事故を被った方はレッカー車がなかなか入れないので2時間半以上待たされ、とうとう警察の人も長すぎるのであきらめて帰してくれました。というのも彼にとってもそのうち勤務時間を過ぎてしまったので、私たちは車もないので送ってもらわなければならないので、彼も自分の帰宅が遅くなるのも考慮してレッカー車が車をピックアップしてやって来るのを待たずに帰ることになったのです。
そんなんだったら最初から、事故を起こした人と同じ時間に去らせてくれたら良かったのに、と思うけど。貴重な土曜が半日台無しになりました。policecar
20分くらいかどうかしばらく待っていると消防車2台もやってきた。また救急車も1台。何人か後方を走っていた人も911に連絡したのでその数だけやってきたようだ。消防員が3人でその痛んだフェンスを持ち上げてくれたお蔭で、道路側に戻ることができた。
車をあてた人は逃げようとしたが後ろに何台も止まっていた人がとどめてくれた。その車はパンクしていたので逃げようにもたぶん速くは走れない。本人はその時パンクしているとはわからなかったようだ。パンクに気がついて、トランクを開けて荷物を出してしたにある臨時のタイヤをだして交換し始めた。結局はやってきた警察官が見かねてタイヤを取り換えてあげていました。彼女も観念したみたい。

その日雨のせいかその警察官が関わったのは三件目ということでした。雨の日は事故らないように。前後左右に気を配らなければなりませんが、気をつけたからといっても事故は起こるでしょうね。それは運命なんでしょう。私達は事故にあったけど、怪我もなく健康でいられるのでものすごく運が良かったと思っています。またその後、相手側にちゃんと保険があったのでそれも幸いに思います。
多くの人たちは保険もなく事故を起こすケースがあるので、それについても恵まれていました。フェンスの鍵がなくてなかなか開けられなかったことについては相手側のその保険が払うけれどもその料金は事故を起こした本人にのしかかっています。彼女も今回の事故では怪我を負ったことではないし、車もパンクと少々の車の傷だけで済んだことを喜ぶべきかもしれません。ハイウエーでは高速だからほんの一瞬のミス、油断が命取りになりますね。

恵まれているGraceより。