ベルビューカレッジで行われたラーメンフェスティバルに参加した。
「カップラーメンで満足して欲しくない、日本独特のオーセンティック(本物)なラーメンを知ってほしい」を掲げる、同大学のラーメンクラブによって行われたこのイベント。
日本のラーメンに興味を持った様々な人が国を超えて参加していた。
会場では、ラーメンを食べて面白さを競う実食コンテストと、新たなラーメンの可能性を見つけるメニュー開発コンテストが開かれていた。
実食コンテストでは、どれだけユニークにラーメンを食べるかというパフォーマンスが求められる。
ラーメンを片手に異なる国籍の人が笑顔を作る光景は、日本人としてなぜか誇らしく思う。
四人の審査員によって決められた優勝者は、なんと恐竜!?…ではなく恐竜の格好をしたアメリカ人の男性。
彼は、シアトルでも有名なラーメン屋「輝月」の割引券がもらえたそう。
ラーメン店「吉」の新メニューになるかもしれないという、メニュー開発コンテストでは、事前に5件の応募があり、どれもとてもユニーク。
会場にいる人の投票によって決まり、最も人気だったのがキムチラーメン(Pork Belly and Kimchi Tonkotsu)。これからの寒い季節にぴったりのキムチと豚バラ肉のコンビネーションが、多くの人の胃袋を刺激したようで、ラーメン「吉」の次シーズンの新メニューとして検討中。
さらに投票に参加した人には、もれなく運営側から100以上のカップラーメンが支給された。
同クラブのもう一つのコンセプトは「ラーメンでより多くの人を幸せに」。
そのスローガン通り、ラーメンの美味しい香りに包まれながら、会場は国籍を超えた笑顔で溢れていた。
写真提供 Renaise Kim, Hyun Kim