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ペーパードライバー、免許を取る。【筆記試験編】

ペーパードライバー、免許を取る。【第1話】

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こんにちは、ペーパードライバーのshuheiです。

シアトルの気候は本当に気まぐれですね。夜暑いからといって部屋の窓を開けて寝たら、翌朝には急激に冷えていた…なんてことがしばしば。

自分はまだシアトルの冬を経験していませんが、知る人は皆口を揃えて”めちゃめちゃ寒い”と言います。特にバスで移動をしている人は、外での待ち時間が寒くて寒くて仕方がないとのこと。車があった方が良いと、自分がお世話になっているホストグランマにも言われました。

そういった背景もあり、そろそろこっちで免許を取ろうと(まだ車を購入するかどうかすら未定)決心。何より、この車社会・アメリカにおいて、決して運行本数の多くはないバスに頼るのではなく、自分で運転できるに越したことはないと最近痛感しているので…(今日の朝なんかバス停で座っていたのに運転手にスルーされました)

というわけで今回は、ワシントン州での免許取得について、あくまで個人目線での感想や印象を述べ、そしてこれから免許を取ろうと考えている方への助言ができればなと思います。今回はナレッジテスト(筆記試験)編。

(まず何から始めれば良いの?手順は?などの基本一般に関しては、「ワシントン州で運転免許を取得する方法」を参考にしてみて下さい。)


1. 意外とあなどれないナレッジテスト(筆記試験)

実技試験を受ける前にパスしなくてはならないのが今回自分が受けた筆記試験なのですが、ワシントン州では一度受験料(約$24)を支払えば3回までは追加料金なしで受けることができます。ちなみに3回全て落としてしまうと、再び同じ額を支払わなければなりません。で、今考えるとこのルールが自分を苦しめました。というのも、筆記試験の問題は複数タイプ用意されているのですが、いくつかの出題範囲は被っています。そのため、お気楽な自分は”とりあえず一回受けてみれば二回目でパスできるでしょ“と踏んだわけです。しかし、結論から言うと、

3回落としました。

追加料金支払いました。

完全にやらかしました。厄介なのは、試験後に自分がどこを間違えたのかを確認することができないという点。あんなの楽勝だよと言う人もいますが、個人的にはある程度準備はしておいた方が良いと思います(笑)と、いうのも…


2. 日本とは微妙に違う交通ルール

これは落とし穴でした。自分はペーパードライバーなりに日本で免許を取得していたので、なんとなく、すでに知っていることが出題されるのだろうなと思ってしまっていたわけです。この過信が良くなかった。たとえば、”交差点で点滅しない赤信号のとき、右折できる”でしょうか?。当然日本では不可能です。”赤は止まれ”です。みんなで渡れば怖くないのかもしれませんが、交通ルールとしては絶対に止まらなければなりません。しかしワシントン州の場合、右折禁止の表示がない限り、左からの交通に注意しながら右折することができます。こんな具合にルールは微妙に異なっている場合があるため、たとえ日本での運転経験が豊富であっても、試験前にワシントン州の運転ガイドに目を通しておく方がベターです。意外とそこ出題する?といったところまで突いてくるので気をつけて下さい。


3. やけに出題される具体的数字

とにかく数字がいっぱい出てきます。何%のアルコール濃度が呼気から検出されるとアウトか、運転中携帯電話を使用すると最低何ドルの罰金か、などなど本当にそんなの覚えてるドライバーいるのか様々な角度から数字を問うてきます。自分は3回落とした後、頭の中で色んな数字がこんがらがっているんだなと考えて、一度出題されそうな数字を全てメモ帳に書き出しました(笑)

自分が読めれば良いというスタンス
自分が読めれば良いというスタンス

なんで免許取得のためにこんなことまでやってるんだろうという思いもよぎりましたが、車社会で生きるために必要なことだと歯を食いしばりました。もしも日本の大学入試問題が交通ルールから出題されていたら、僕は大学に進学できなかったかもしれません。


4. 不完全な日本語翻訳

利用する試験所にもよりますが、筆記試験問題は日本語にも対応しており、希望すれば日本語で受けることができます。ただ、たまに不自然な訳され方をされている場合があるので少し注意が必要です。個人的には、”後続の交通をコントロールする最高のチャンスになる”という感じの選択肢がイマイチピンときませんでした。それほど正答率に影響を及ぼすことはないとは思いますが、問題を解いていて文に違和感を抱いた時は少し慎重に解いた方が良いかもしれません。実際、試験の受付をしてくれた男性からは、”日本語翻訳のクオリティは保証はできないけど、グッドラック!☺️”というありがたい助言をいただきました。


最後に

というわけで今回は筆記試験への心構え、そして個人的な印象を書かせていただきました。ポイントは,

1. ワシントン州の運転ガイドは事前にざっと目を通しておく

2. 出てくる数字が何を表しているのかをしっかり抑える

3. 問題文は慎重に読む

ということ。

免許を取って安全に運転するためにも、まずは当然ですがルールを理解していなければいけません。そうした点でも筆記試験は意義のあるものです。試験を受ける時はたかが筆記なんてと思わずに将来優良ドライバーになるための第一歩だと思って、しっかり準備をして臨むようにしましょう。4回目を受けるためにもう一度お金を払う時の悔しさと恥ずかしさといったらそれはもう…。