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「ジャパンフェア 2024」体験レポート〜スタッフこぼれ話 Editor’s Note

「ジャパンフェア 2024」体験レポート

日本の文化とアートを紹介するワシントン州最大のジャパンフェアが、6月29日・30日にベルビューのメイデンバウアー・センターにて今年も開催された。例年通り、たくさんのブースが並び、展示、販売、ワークショップや抽選会を実施。メインステージやミニステージでは、太鼓や空手のデモンストレーションなどのプログラムが次々と披露され、会場はコスチュームや着物を着た人や家族連れなどで大賑わいだった。

イベントの大トリを務め、会場を盛り上げた在シアトル首席領事の角 潤一氏

ソイソースもブースで新聞をアピール! 今年も読者投稿欄「ぼくのえ、わたしのえ」、「みんなの広場」の出張コーナーを設け、参加者には先着順でロゴ入り扇子やお菓子を配った。ブースにいるといろいろな人と会話をする機会に恵まれた。ジャパンフェアを訪れる人は日本に興味・関心のある人が多く、日本に関する質問をすると真剣に答えてくれる姿勢がうれしかった。

 

▲アンケートに回答してくれた先着40名に配布した、4色の扇子

フェア翌週に初めて日本を訪れる予定の青年が母親と一緒に来ていた。東京、京都、大阪、福岡と主要都市を巡る旅を楽しみにしているという。その母親から「日本人は蒸し暑い日本の夏をどうやって過ごしているの?」と聞かれ、改めて考えてしまった。思い返せば、暑さに耐えられずなるべく屋外に出ないようにしていた記憶が……。シアトルの夏は過ごしやすいので、日本の蒸し暑さを体感して大変な思いをしてしまうかもしれない、行く前から身構えてほしくないと思うあまり、正直に答えられなかった。あまり良いアドバイスはできなかったが、初めての日本を楽しんで忘れられない思い出を作ってほしい。また、インド出身の若い女性は日本のすべてが好きだと話してくれた。日本を好きになったきっかけは、インドで放送されていた『ドラえもん』だそう。どら焼きはインドでは手に入らず、シアトルで最近初めて食べることができたと笑顔を見せた。

抽選結果の発表時にステージ上に呼ばれ、辰のカチューシャをつける本誌発行人のトミオ・モリグチ

ジャパンフェアは日本の文化に触れ、新たな発見や感動を得られる場であると同時に、多くの人が「日本」という共通の話題を通じて縁をつないだり深めたりできる、魅力あふれる場だと感じた。

フォーリー 由香
2023年からシアトル在住。アウトドアもインドアもいけるが、風呂なしキャンプだけは苦手。バケットリストは、象に乗ること、ノーマン・ロックウェル美術館に行くこと、モアイ像を見ることなど更新中。