みんなの広場
ソイソース読者からの寄稿コーナー
初めてのアメフト観戦
日本で野球を観ることが多かった私が、はじめてNFLの試合を観戦した。郷に入っては郷に従えの精神で周りの観客に合わせ、選手の入場や国歌斉唱で席を立つ。その日のシーホークスは先攻、実際はディフェンスからの試合だった。
日本の野球の応援では、立って応援するのは自分のチームが攻撃するときであり、守備では座るのがふつう。試合が始まったので自分の席に座ろうとすると、ディフェンスなのに誰ひとり腰を下ろそうとしない。これを見て私は面喰い、数時間におよぶ試合の間ずっと立っていなければいけないのかと心配になった。ところがこの日初めて知ったのは、アメフトの応援は守備で立って、攻撃で座るということ。日本式の応援スタイルに慣れているので「逆ではないのか」とモヤモヤしつつも、とりあえずは座れることに安心した私。百聞は一見に如かず、テレビの中継や新聞のスポーツ欄では知りえないようなことを体験できた日であった。(スポーツファン/ベルビュー)
小学校ボランティア事情
子どもをアメリカの公立学校に行かせていますが、日本の学校との違いに驚かされます。その一つが保護者ボランティアの多さ。イベントの照明係や視力・聴力検査のお手伝い、図書室の本の整頓といった雑用から、クラスに入って計算を見てあげたり、フィールドトリップ(遠足)の引率係といった「先生がやるべきことなのでは?」と思うことまで保護者ボランティアの募集がかかります。
動物園にフィールドトリップに行ったときは、保護者1人につき子ども2~3人程度受け持って、あとは園内自由行動。元気のいい子どもたちの「ライオン見たい!」「ペンギン見たい!」の声に振り回されている保護者達をよそに、先生方はコーヒーを片手におしゃべりに花を咲かせていました。きちんと列に並んで、整然と動物の檻の前を移動しながら見学した日本の小学校の遠足風景とはだいぶ異なっていてびっくりです。(2児の母/カークランド)