ジャパンフェア2019レポート
取材・文:田中美和
今年で4回目を迎えた「ジャパンフェア」。6月29日と30日にベルビューのメイデンバウアーセンターで開催され、さまざまな企業や団体のブースが出展し、日本の文化、アート、そしてビジネスなどを紹介した。メイン・ステージではコスプレ・コンテストや太鼓パフォーマンスなどが披露され、また会場4階では日本からの特別ゲストによるセミナー、今年2月に開校したシアトル熱中小学校の授業や、NHKワールドジャパンによるドキュメンタリー上映会も行われた。
初日の夜には来年のジャパンフェア開催のための運営資金を集める「フレンズ・オブ・ジャパン・ガーラ」が開かれ、シアトルの山田洋一郎総領事を始め、6月14日まで「キング5ニュース」のアンカーを務め、引退したばかりのローリー・マツカワ氏も会場に駆け付けた。ディナーでは、徳島の阿波踊り連、娯茶平(ごぢゃへい)の7代目連長、岡 英昭氏による阿波踊りパフォーマンスや、芸術監督のミナ・ミラーさんがプロデュースするジャズ・コンサートのステージも見られた。
今年の目玉となったのは阿波踊りレッスンとコンテストだ。われわれ北米報知&ソイソースのチームも阿波踊りコンテストに参加した。優勝チームにはシアトル・マリナーズのボックス席チケットの賞品が用意されるとあって、どのチームもオリジナル衣装を身に着け、気合十分。たくさんの観客を目の前にして、初めての阿波踊りは正直とても緊張した。しかし、はっぴとうちわを手にし、太鼓や笛などの音楽が流れ始めるとやはり日本人の血が騒いだ。残念ながらわがチームは優勝には手は届かなかったが、最後まで楽しく踊ることができた。2日間のイベントはたくさんの来場者でにぎわい、改めて日本について学べる良い機会となった。来年の開催も楽しみだ。