ノーベル平和賞を受賞したマララさんの講演会に行ってきました!
みなさん「I am Malala」という本をご存知でしょうか?
日本語にも訳されていて「私はマララ」というタイトルで出版されています。
パキスタン出身のマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さんは、女性の教育への権利について訴え続けていて、2014年に史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞されました。
実は私は、留学中に彼女についてのエッセイを書いたことがあり、今回ワシントン大学で講演会をされると聞いて「これは絶対に行かなくては!」と思い行かせていただきました.
私より3歳も若い彼女の人生は壮絶なものでした。彼女は祖国パキスタンで武装勢力タリバン支配下のもと女性への教育について訴えていたところ、下校中のバスの中でタリバンの者に襲撃を受け、頭と首に2発の銃弾を受けました。しかし、懸命の治療によって回復し、身を持って実感した恐怖に臆することなく、今もなお女性の教育権利のため活動を続けています。
彼女の話を聞きながら、同じ女性である私は日本の大学に在学しさらに海外の大学で勉強ができているこの状況がいかに素晴らしいことなのか、幸せなことなのか、感謝すべきことなのかということを実感させられました。
彼女は終始、彼女の両親についての話をしていました。マララさんの父親はマララさんと同様に、女性も教育を受けるべきだという考えを持った方で、そんな両親に育てられたからこそ、今のマララさんがいるのだと思いました。
私も、私の学びたいという気持ちを理解し、尊重し、さらにその機会を与えてくれた両親に今とても感謝しています。
目の前に「教育」があることは当たり前ではないのです。
世界中には満足のいく教育を受けることができていない女性がたくさんいます。
私はその当たり前ではない教育を受けさせてもらった一人の女性として、教育の大切さをもう一度考え直し教育によって培った知識を無駄にせず、彼女のように大きな貢献は出来ないかもしれないけれど、女性の教育への権利のため自分にできることをやって行きたいとこの講演会を通して強く思いました。