PSPINC主催
ビジネス交流会
取材・文:中島雅紘
IT業界にとどまらず、民間企業やNPO法人、スタートアップ、大学関係者など、さまざまな分野から26名が参加したビジネス交流会が開催されました。業界の枠を超えた活発な交流のようすをレポートします。
10月24日、パシフィック・ソフトウェア・パブリッシング・インク(以下、PSPINC)主催のビジネス交流会が開催された。
1987年に内倉憲一さんが設立したPSPINCは、ウェブサイト制作やシステム開発、オンラインマーケティングなど幅広いサービスを提供している企業である。今回のビジネス交流会は、7月に新たに着任した徳留健介さんがコーディネートし、多様な業界から参加者が集まった。普段なかなか接点を持つことが難しい人々が会する機会となり、会場は熱気に包まれていた。参加者たちは事業内容や人となりについて語り合い、活発に名刺交換を行うことで新たなコネクションや、ビジネスチャンスに繋がるきっかけを掴むことができた。既に面識のある面々に新たなメンバーを紹介し合い、交流の輪を広げていた場面も多く見られた。
会場では次回の会合の日程を決めたり、他のイベントへの招待をしあったりと今後のつながりを期待させる交流が行われた。筆者自身も、名前は知っていたものの対面する機会がなかった人たちと会うことができ、シアトル日本人研究者の会や福岡県人会のイベントへの招待を行うなど予想以上の交流の広がりを実感した。さらに、昨年始めた事業の顧客開拓について相談をする機会にも恵まれ、アドバイスも得ることができた。
参加者たちは自身の経験や業界の最新トピックについて熱心に話し合い、特にIT技術の進化や地域社会への貢献に関する意見交換が活発に行われるなど、異なる視点からの知見が共有されることで非常に価値のある議論が展開され、新しいアイディアも創出された。新たな協力関係の構築にもつながり、参加者にとって大変有益なものとなっただろう。
交流会の最後には次回の開催を期待する声が多くあがり、こうした場が今後も継続されることの重要性が再確認できた。PSPINCの取り組みにより、異業種間のつながりが深まり、地域全体のビジネスネットワークが強化されていくことを期待している。