地元大学のアメフト・チームを応援!
ワシントン大学ハスキーズ
アメフトのシーズン真っ只中! プロはもちろん、大学生がプレーするカレッジ・フットボール(大学アメフト)も白熱しています。われらがワシントン大学(以下UW)はCFPランキング2位につけ、2024年1月1日(月)、オールステート・シュガー・ボウルでのプレーオフ準決勝に進出! カンファレンス優勝の直前、11月11日にシアトルで観戦したホーム試合は、一風変わった展開となりました。
取材・文:白木満海
UWハスキーズは、ハスキー・スタジアムが本拠地。試合開始の約1時間半前から、すでにドラムラインの演奏でかなり盛り上がっており、UWファンたちはノリノリで会場に向かう。中に入ると、チーム・カラーの紫の衣装を身に着けた観客で超満員。一方、この日の対戦相手、ユタ大学ユーツは赤いタカをイメージしたマスコット・キャラクターのスウープと赤のジャージで対抗。こちらも負けず劣らず目立っていた。
試合前のセレモニーでは、ベテランズ・デー(退役軍人の日)ということで、戦闘機の飛行に加え、200人以上とおぼしきマーチング・バンドがフィールドを行進し、息の合ったパフォーマンスを披露。音楽の力はすごい。観客と選手、チアリーダーや学生たちも一気に団結したのを肌で感じられた。
試合の序盤はどちらのチームもなかなかディフェンスが成り立たず、お互いにスコアが入りまくりでヒヤヒヤ。タイムアウトのたび「ゴー! ハスキーズ!」と大歓声がとどろく。スタジアムの片側から「ゴー!」と呼びかけると、違う側が「ハスキーズ!」と叫び返すところが面白い。UWがディフェンス中はドラムの音が鳴り響くと同時に、学生たちが白い布を頭の上で振り、シンクロしながら応援。相手チームがタッチダウン、もしくは点が入りそうな時はブーイングの嵐となる。アメフトに詳しくなくても、思わず一緒に興奮してしまう。
ハーフタイムには、フィールドに本物のハスキー犬が登場。チアリーディングやマーチング・バンドによるショーもあり、試合以外にも見どころ盛りだくさん。最終的にはUWのクオーターバックとワイドレシーバーの活躍により35対28で勝利した。
タッチダウンを生で何回も目撃するというレアな経験もできて大満足。今季のホーム試合は終了しているが、来年に観戦するなら、雨具と防寒対策は必須だ。筆者は家から毛布にクッション、レインコートを持参して備えた。食べ物の持ち込みもOKなので、準備して出かけるのがおすすめ!
Husky Stadium
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