近未来を感じるデモ体験!Apple Vision Pro
今年2月、アップルが新製品を発売しました。同社が満を持して打ち出すのは、指先、目、声でコントロールする「空間コンピューター」。一体、どんなものなのでしょうか?
取材・文:白木満海
現在、アメリカでのみ販売されているApple Vision Pro(アップル・ビジョン・プロ)。シアトルでもアップル・ストアで30分のデモを提供中との情報を聞き付け、予約をして店を訪れた。
▼Apple Vision Proのヘッドセット($3,499~)
◀︎iPhoneと並び、アップル・ストアで大々的にプロモーションされている
早速、同店のスペシャリストがiPhoneを使って頭のサイズ、目の幅、視力を確認し、ヘッドセットを用意してくれる。ゆっくりと頭に装着すると、思ったより重く、圧迫感すら覚えた。ダイヤルで調節し、顔にフィットさせていく。
指と目を使い、アプリを操作中の筆者 ▶︎
前に座るスペシャリストから画面越しで操作方法をひと通り教わると、いよいよ写真や動画の立体的な「存在感」を味わう。周囲の視界全てを、自然の中などさまざまな仮想環境に置き換えることができ、静かな自分だけの空間を楽しめる。
デモの最後には、3D映像と空間オーディオに対応したApple Immersive Video(アップル・イマーシブ・ビデオ)を鑑賞。180 度見渡せる高画質のビデオの中に入り込むかのように、熱気球で空に舞い上がり、崖の間を綱渡りし、ヘリコプターから街を見下ろす。
現実とコンピューターが一体化した空間を自在に操れるという不思議な感覚。今までにない体験となった。
■Apple Vision Pro
www.apple.com/apple-vision-pro