Home 観光・エンタメ 話題の本 2017年2月

話題の本 2017年2月

しんせかい

山下 澄人/$24.99

19歳の少年が演劇塾で学ぶために北を目指す。辿り着いた先では、俳優や脚本家志望の若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。苛酷な肉体労働、「先生」との軋轢、地元の女性と同期の間で揺れ動く感情。思い出すことの痛みと向き合い書かれた表題作のほか、入塾試験前夜の不穏な内面を映し出す短篇を収録。第156回芥川賞受賞作品。

 


蜜蜂と遠雷

恩田 陸/$27.99

ピアノコンクールを舞台に、数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選、そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか? 人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。第156回直木賞受賞作品。

 


火花

又吉 直樹/$8.99

売れない芸人が師として仰ぐべき先輩に出会い、そのお笑い哲学に心酔しつつ二人は別の道を歩むことに。彼らの人生はどう変転していくのか。第153回芥川賞を受賞し、2015年の話題をさらった『火花』が早くも文庫化。受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を併録。

 


騎士団長殺し:
第1部 顕れるイデア編 、第2部 遷ろうメタファー編

村上春樹/第1部、第2部各
$27.99

村上春樹の全2巻にわたる長編新作。2013年に刊行された『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』に続く長編小説。著者が複数巻にわたる長編小説を発表するのは2009~10年の『1Q84』以来。