アメリカの旅行トレンドを先取り!
ラスベガス、ザイオン国立公園
(アメリカ・ネバタ州、ユタ州)
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赤い岩肌が青天との鮮やかなコントラストを生むザイオン国立公園、そして、砂漠の中の大都市であるラスベガス。それぞれの地で、極上の宿泊がかなう最旬スポットをご案内!
▪️グランピング体験で新鮮な空気に包まれる▪️
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北米9カ所にグランピング施設を展開するオート・キャンプは、高級キャンピング・トレーラーの「エアストリーム」を始め、モダンなキャビンやテントがSNS映えすると近年ブームに。中でも今年5月のオープンと新しいのが、このザイオンだ。16エーカーの敷地内には、宿泊サイトとは別にレセプションやラウンジのあるメイン棟とプールも備わる。
ラスベガスの空港からは、約3時間のドライブ。ザイオン国立公園の玄関口、スプリングデールの街へは車で15分ほどの距離だ。背景にドラマチックな赤岩の山々が広がり、すぐ横をバージン川が流れる最高のロケーション!
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▪️ザイオンの人気ナンバーワン・トレイルで川歩き▪️
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国立公園では、川の中を歩く有名なトレイル、ザ・ナローズへ。ゲート前にあるレンタル・ショップで防水靴、靴下、杖のセットを借りて準備はバッチリ! ビジター・センターからバスに乗車して45分、終点で降りるとトレイルの入り口が。
川沿いの遊歩道を20分ほど進み、ボトムアップという往復10マイル(片道4.5時間)のコースに入る。筆者が訪れたのは初夏だったため、雪解け水の影響で、かなりの水位を記録していた。より神経を使う川歩きとなり、2時間半ほどで引き返したが、そびえ立つ岸壁の間を歩けば、気分はまさに冒険家! 川がますます細くなる上流では、幻想的な光景に思わず引き込まれる。
▪️ラスベガスの最新リゾートに直行!▪️
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高級ホテルがひしめくラスベガス中心街の北側に、2021年6月にオープンしたのがマレーシアの企業が運営するリゾート・ワールド・ラスベガスだ。統合型リゾートとしては、実に10年ぶりの新施設で、迷子になりそうなほどの広大さを誇る。カジノはキャッシュレスで遊べ、ショッピングから食事まで、外出せずとも全てが事足りるだろう。
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ホテルはヒルトン・グループの3ブランドがあり、筆者はそのうちコンラッドに滞在。他都市に比べると価格が控えめな分、いわゆる高級ホテルのホスピタリティーはあまり期待できないが、ハード面の充実度は高いと言える。さすがは天下のラスベガス、リゾート内のレストランのレベルも申し分ない。40以上のバラエティー豊かな飲食店の中には、アジア料理がそろうフード・コートも。小腹を満たすのにうってつけだ。
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▪️シルク・ドゥ・ソレイユの常設ショーを鑑賞▪️
エンターテインメントの本場、ラスベガスで誰もが必ず観るべきと絶賛するのが、シルク・ドゥ・ソレイユの「オー」だ。水がテーマの公演は水〜日曜日の夜7時と9時半の2部制で、5つ星ホテルのベラージオが会場となっている。チケットの購入は、最安値で買える公式サイト(www.cirquedusoleil.com/o)がおすすめ。
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ショーは、現地で鑑賞しないとわからない驚きと感動の連続で、一瞬たりとも目が離せなかった。これまでに観た中でも人生一と言い切って良いだろう。1席180ドルほど支払ったが、その価値は十分あったと思う。
シアトルからの行き方
ラスベガスのハリー・リード国際空港まで、デルタ航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空などの直行便で約2時間半。ザイオン国立公園まではレンタカー手配や現地ツアー参加が必須。