芸術の秋を身近に感じられる アーティストの街、フリーモント探訪

芸術の秋を身近に感じられる
アーティストの街、フリーモント探訪

古着や雑貨が所狭しと並ぶ日曜市で知られるフリーモントは、街全体がアーティスティックな雰囲気に包まれ、歩いているだけでワクワク。まだ見ぬパブリック·アートを求めて、今度の週末に足を運んでみては？

①Fremont Dinosaurs
フリーモント·ダイナソーズ

N. Canal St. & Phinney Ave. N., Seattle, WA 98103

アイビーで形作られた、アパトサウルスという恐竜の親子。重さは5トンで、長さは66フィート。もともとパシフィック·サイエンス·センターにあったもので、処分される予定だったが、フリーモントの住民により1ドルで買い取られた。

ロシアの革命家、ウラジーミル·レーニン像は、人物の歴史的背景から議論の的に。ルイス·カーペンター氏が個人的に買い取り、ロシアからアメリカへと運んだ。現在もカーペンター家が所有するが、売却を希望している。

③Fremont Rocket
フリーモント·ロケット

冷戦時代の本物のロケットミサイルで、53フィートもの巨大さに圧倒される。以前はベルタウンにあったが、フリーモントが750ドルで買い取って移した。夜には底部がキラキラと光を放つ。

④Saturn Building
サターン·ビルディング

3417 Evanston Ave. N., #211, Seattle, WA 98103

⑤Planet Orbs
プラネット·オーブス

600 N. 36th St., Seattle, WA 981033

3つの天体のうちひとつは、下から中をのぞき込めるのだが、よく見ると宇宙人のような生命体が!? ほかにも、金平糖のような形をした天体が近くに2つあり、遊び心が感じられる。

⑥Center of the Universe Signpost
センター·オブ·ザ·ユニバース標識

3427 Fremont Pl. N., Seattle, WA 98103

交差点近くでひと際目を引くカラフルな標識群。真実かどうかの判断は難しい（？）が、ここを「宇宙の中心」と捉える発想がユニークだ。中には、北極やマチュピチュの方角を示す標識も。

⑦The Water Mover
ザ·ウォーター·ムーバー

723 N. 35th St., Seattle, WA 98103

エー·ビー·エルンスト公園の縁に沿って、赤い半円筒が連なり、雨水が運ばれる仕組み。2009年にパブリック・アート優秀作品として、非営利団体のアメリカン・フォー・ジ・アーツに認められた。

⑧Waiting for the Interurban
ウェイティング·フォー·ジ·インターアーバン

Fremont Ave. N. & N. 34th St., Seattle, WA 98103

1910 年から 1939 年まで、シアトルとエバレット間を運行していたインターアーバン鉄道。幼児を含めた6人と１匹の犬が、アルミ鋳物の彫刻として今も電車を待つ。季節ごとの飾り付けにも注目。

⑨JP Patches and Gertrude
ジェイ·ピー·パッチーズとガートルード

601 N. 34th St., #b, Seattle, WA 98103

子ども向けローカル番組「ザ·ジェイ·ピー·パッチーズ·ショー」（1958～1981年）に出ていた、ピエロのジェイ・ピー・パッチーズと、ガールフレンドのガートルードの等身大の像。ファンの寄付で建てられた。

⑩Fremont Troll
フリーモント·トロール

N. 36th St. & Troll Ave. N., Seattle, WA 98103

映画にも登場した、有名なフォトスポット。地元の治安改善を目的に3カ月かけて制作された。18フィートの高さがあり、左手に握っているのは本物のフォルクス·ワーゲンのビートルだ。今年9月、トロールに登る階段が再建。

⑪Moss Turtle
モス·タートル

⑫Rapunzel
ラプンツェル

Fremont Ave. N. & Fremont Bridge, Seattle, WA 98109