日米協会が主催する「ジャパン・イ ン・ザ・スクール(Japan in the School 通称JIS)」の ボランティア・ワークショップが1月30日にベルビューチルドレンズ・アカデミーで開催される。これに伴い、日米協会ではワークショップの参加者を募っている。
JISはアメリカの子どもたちに日本を紹介するプログラムとして1994年に同協会によって設立された。地元の日本人とアメリカ人のボランティアがチームを組んでワシントン州内の学校を訪問し、スキット仕立てで分かりやすく日本の文化や日本の子どもたちの日常を紹介するもの。熱心なボランティアの参加のおかげで、すでに20年以上の歴史を持ち、これまでに60,000人以上のアメリカの生徒たちがプログラムを体験している。他州にも同様のプログラムはあるものの、年間小、中、高校と合わせて100以上のクラス訪問をしているうえ、ここまで息の長いプログラムはワシントン州だけで、ボランティアの力は不可欠だ。
昨年にはアメリカの学校を日本の学校に紹介する「アメリカ・イン・スクール(America in School)」のプログラムが発足し、外務省や東京アメリカ大使館の推薦を受けこれから広く紹介される予定。
充実したプログラムの柱となるのが、毎年ボランティアのために行われるワークショップ。ここで実際に学校でどういうプレゼンテーションをするかを学んで、実践にのぞむことができるため、ボランティアも安心して参加できる。また、日本語を話す日本人と、英語で説明するアメリカ人とがチームを組むので、英語を話せる必要はない。アメリカならではのボランティア精神を駆使して、主婦、学生など、広い層の参加が望まれている。
ワークショップは朝からお昼過ぎにかけて行われ、今年は、サンドイッチ店トレスの協力を得て、サンドイッチがランチ休憩に提供される。