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メキシコ・ロスカボスで「タイムシェア」をプチ体験

最上階からの景色ホテルの中だけでなく外の風景まで豪華

タイムシェアとは、リゾート地でホテルやコンドミニアムなどを1年のうちの一定期間だけ利用できる共同所有権のようなもの。その都度高額な宿泊費を払うことなく、ラグジュアリーな滞在が可能なので、頻繁に旅行する人には経済的です。直行便が飛び、シアトル在住者にも人気のメキシコ・バハカリフォルニアスル州に属するロスカボスで、初めてタイムシェアのプレゼンテーションを経験しました。

空港で勧誘されるタイムシェア説明会の真実

ロスカボスの繁華街

「タイムシェア説明会に参加すると、無料の朝食や軽食が付き、安くホテルに宿泊できる」。ハワイやメキシコなどのリゾート地で、空港に着くやいなや現地の案内人に勧められるタイムシェア体験&説明会。皆さんも見かけたことがあるのではないだろうか。ロスカボス旅行の際、時間の余裕もあったため初めて参加してみた。

朝10時、送迎をする案内人がやって来て、宿泊場所から豪華なホテルへ移動。早速朝食を食べながら、自分の経済状況や家族構成、収入源などを具体的に聞かれる。朝食後は、ホテル内のツアー。ここまでで大体1時間。そして、タイムシェアの初期費用や立地場所の説明が始まった。

ラバーズビーチは名前までロマンチック

実際に要した時間は2時間半ほど。注意すべき点は、こちらから意思表示をきちんとしないと、帰りたくても帰れない空気になってしまうことだ。私たちの周りには何人かの係員がいて、私たちが黙るとまくし立てるように話し出し、契約が取れるまで帰さないという雰囲気が出ていた。

観光だけでは見えない現地のビジネス事情

係員は紳士的な人もいれば、やや強引と感じる人もいた。話の途中、少し海に目線を移しただけで、「こっちを向いてくれ」と大きな声を出された時は驚いた。国が変わればビジネスの仕方も異なる。それを直接肌で感じることができた。旅行者として単に観光を楽しむだけでなく、現地の人のビジネスを垣間見られたことは貴重な経験となり、自分の中では大きな転機になった。ただし、多額の初期投資が必要だったり、その場での契約を求められたりするので、誰にでも良い経験になるかどうかはわからない。

ロスカボスを訪れたら必ず立ち寄るべき名所エルアルコデカボサンルーカス

タイムシェアを体験したホテル自体は素晴らしく、朝食会場からはビーチが一望できた。年間を通して晴天が続くのもロスカボスの特長のひとつ。この日もたくさんの人が海水浴を楽しんでいた。ロスカボスきっての景勝地、カボ・サン・ルーカスや、そこからボートでしか行けない穴場で「パイレーツ・オブ・カリビアン」の撮影地として有名になったラバーズ・ビーチなど見どころも豊富で、バケーション先としての魅力は十分。クルーズ船から望む絶景は忘れられない。