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メジャー・リーグ観戦が楽しい! 菊池勝利「打たせて取るピッチング」に感服

メジャー・リーグ観戦が楽しい!
菊池、勝利!
「打たせて取るピッチング」に感服

今シーズンよりシアトル・マリナーズでプレーする菊池雄星投手。早速応援に行ってきました! 新球場、T−モバイルパークの様子と共に、6月23日の対ボルティモア・オリオールズ戦観戦レポートをお届けします。

取材・文:加藤 瞳

 

球場に着いて、まずチーム・ストアに足を運ぶ。まだまだイチロー・ユニフォームは人気のようだ。引退の記念にと自分用に1着、さらに2歳の姪にもキッズ・サイズを1着購入。ムースのぬいぐるみまで買ってしまった。観戦に来たのに、つい散財してしまう。

 

新しい名称もすっかり定着

慌ててシートへ着くと、先攻はボルティモア・オリオールズで、菊池投手が先発。なんと初回で早速ホームランを浴びてしまう。しかし、マリナーズも負けじと、3番J.P.クロフォード選手がセンターへホームランを放つ。

このまま互いに点取りゲームになるかと思いきや、3回裏でマリナーズが8点もの大量得点!オリオールズは満塁のピンチに投手交代するも、抑えられずに大失点。その後、4回でもマリナーズは2点を重ねた。

 

見事なホームランを放ったクロフォード選手

オリオールズはこの試合、投手が5人も登板する大バーゲンだった。6回に1点を返したが、結局追い付くことなく、13対3でマリナーズが圧勝! 菊池投手は6回まで登板し、打たれながらも野手との連携でうまく抑えるピッチングにより勝利投手となった。

 

若干不調気味のシーズン始まりだったがこの日は見事に勝利

野球に詳しくなくても楽しめるのがメジャーリーグ観戦。大スクリーンにたびたび映し出される観客席は、みんなノリノリ! 傑作は「Awkward Dad’s Dance(お父さんのぶきっちょダンス)」。カメラを向けられたお父さんたちが次々にダンスを披露し、会場は大盛り上がりとなった。また、その日は試合中盤にムースと女の子がベースを争う徒競走も行われた。

 

ムースを打ち負かしゴールテープを切る女の子

7回裏にはメジャーリーグ定番の儀式「セブンス・イニング・ストレッチ」。観客は合唱しながら座りっ放しの身体をほぐす。ぜひ、有名曲「Take Me Out to the Ball Game(私を野球に連れてって)」を覚えて臨みたい。シーズンも残りわずか。行ったことのない人、しばらく行っていない人も、菊池投手の応援に、家族や友だちと出かけてみてはいかがだろう。

 

▲▼今年から新たにフライドチキンバーガーの有名店ファッツとシャグズのアイスクリーム屋台がお目見え

日本人贔屓を見つけるとつい嬉しくなってしまう
近頃長いストッキングの人気が復活火付け役はイチローさんか

 

 

加藤 瞳
東京都出身。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨーク市立大学シネマ&メディア・スタディーズ修士。2011年、元バリスタの経歴が縁でシアトルへ。北米報知社編集部員を経て、現在はフリーランスライターとして活動中。シアトルからフェリー圏内に在住。特技は編み物と社交ダンス。服と写真、コーヒー、本が好き。