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西洋の雰囲気を楽しむ[ボストン(アメリカ・マサチューセッツ州)]〜旅好きのお気に入り

西洋の雰囲気を楽しむ
[ボストン(アメリカ・マサチューセッツ州)
ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学をはじめとする名門教育機関が集まり、アメリカの歴史と学問の中心地として知られるボストンでは、アカデミックな雰囲気を楽しめます。
 
1900年に建設されたボストン交響楽団とボストン・ポップス・オーケストラの本拠地、
シンフォニー・ホール
 
最初に向かったのはボストン美術館。西洋やアメリカの作品だけではなく、エジプトやアジアなどの多様な美術作品が展示されている。最も印象的だったのはミニチュア展だ。手のひらサイズに作られた作品が、その精密さで輝いていた。ダイヤモンドが散りばめられた自転車や、繊細な作りの小さな壺。人々がショーケースにくぎ付けになっていたのも頷ける。
 
時が止まったかのような静寂と美に包まれるイザベラ・スチュアート・ガードナー美術館の中庭
 
次に訪れたのは「マサチューセッツ工科大学」と「ハーバード大学」。毎年世界大学ランキング上位に君臨するこの2校は、学生だけでなく、観光客も多く訪れる人気スポットである。マサチューセッツ工科大学のキャンパスは紅葉で赤や黄色に染まった並木道がとてもきれいだった。広いキャンパス内にあるユニークなオブジェや立派な建物を眺めながら散策するのもオススメ。ハーバード大学はレンガ造りの建物が並び、西洋の趣が漂う。ここで有名なのは、足を触ると頭が良くなると噂される「ジョン・ハーバード像」。多くの人に撫でられてきた証拠に、左足だけが金色に変色していた。
 
その後は「イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館」へ足を運んだ。お城のような建物の中央にはよく手入れされた美しい中庭が広がる。天窓から自然光がたっぷりと注がれ、まるで宮殿に迷い込んだよう。しばし足を止め、夢見心地でその景色を堪能した。
 
アメリカの三大美術館の1つ、ボストン美術館の前には天を仰ぐ勇ましいアメリカ先住民の像
 
最後はイタリアンレストランの「ジアコモズ・ボストン・ノースエンド」へ。平日の夜にもかかわらず多くの人で賑わっていた。並ぶこと30分。ようやく席に着きボリューム満点のシーフードパスタをいただく。トマトソースの酸味とシーフードの旨みが絶妙に絡み合い、とてもおいしい一品だった。
 
ボストンのノースエンド地区はかつてイタリア系移民が住んでいたエリアで、現在も多くのイタリアンレストランが軒を連ねる。ここの街並みを歩いていると、まるでヨーロッパを訪れたかのような気分を味わえる。アメリカで落ち着いた都会の雰囲気を楽しみたいなら、ボストンがおすすめだ。
シアトルからの行き方

ボストンのジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン空港まで、アラスカ航空、ジェットブルー航空、デルタ航空などの直行便で約 5 時間。