2018年は1869年(明治2年)に「北海道」と命名されて150年目に当たる節目の年。地元では記念事業や各種イベントなど、各地で盛り上がりを見せています。今や世界中から人気を集める観光地、北海道の魅力をシアトルで再発見してみませんか?
取材・文:磯野 愛、上田あずさ、栗原澄也
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パシスタスピリッツがアメリカ・デビュー!
北海道×シアトルでコラボするチアダンス・パフォーマンス
8月3日のイベントではどんなパフォーマンスを予定していますか?
試合開始前と試合の合間にチアダンスを披露する予定です。地元のホーム・ゲームでサポーターの方たちから高い評価を受けているダンスに加え、このイベントのためにオリジナル・ダンスを用意しました。地元北海道を代表し、最高のダンス・パフォーマンスで会場にいる方々に感動を伝えたいと思っています。
チアの本場アメリカでパフォーマンスをするに当たって、意識している点を聞かせてください
日本とアメリカではアプローチが違います。日本人らしく、しっかりそろった美しいダンスを大切にしつつ、アメリカでも見劣りしないダイナミックな表現力をどう出していくか、試行錯誤しながら練習に励んでいます。
「これだけは負けない!」という強みはどんなところですか?
各々がターンやジャンプなどの技を高いレベルでできています。普段からチアダンスは3時間の練習を週に2、3回、ダンスの基礎としてジャズ&バレエの1.5時間のレッスンを月に3回ほど行っています。チーム全員で行う高度な技を取り入れた、より見応えのあるパフォーマンスを目指しています。
地元北海道での活動について教えてください。
レバンガ北海道とパシスタスピリッツのことを多くの方に知ってもらえるよう、夏祭りなど地域のイベントへの出演や、学校・社会福祉施設への訪問も行っています。企業のパーティーなどでパフォーマンスをすることもあります。私たちのパフォーマンスを通して、みんなに笑顔になってもらい、チアダンスの楽しさや魅力が伝わるよう努めています。
EDEとの提携により、どんな変化がありましたか?
今年3月にEDEからヘッドコーチのアン・クリスチャンセンさんと、ダンサー兼コーチのアリアナ・マウフィさんが来日し、レバンガ北海道の試合で特別パフォーマンスを披露しました。また、パシスタスピリッツの現役トップチームが指導する子ども向けチアダンス・スクールで、ふたりによる特別レッスンが行われました。本場アメリカ仕込みのチアを生で見られたことは、私たちはもちろん、スクール生にとっても特別な経験となりました。今回の提携によって、日本だけでなく世界を目標としたダンス・レッスンや、モチベーションの向上につながっていけばいいですね。ひとりでも多くのスクール生がシアトルでパフォーマンスできるよう、チャンスを広げていきたいです。
今回の渡航費用の一部は募金で集めたと聞きました。
募金活動を始める前は、どれだけの方に協力してもらえるか不安な気持ちでいっぱいでした。たくさんのサポーターの方たちに「いってらっしゃい」、「頑張ってきてね」などと温かい言葉をかけてもらい、背中を押されました。今回渡米できないメンバーはもちろん、この募金活動を通じて応援してもらった方々の気持ちを背負って、精一杯パフォーマンスしたいと思います。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
日本のチアダンスの魅力を余すところなく伝えられるよう、曲やフォーメーション、テクニックの精度を含めメンバー一丸となって頑張っていきます。チーム全体の踊りだけでなく、ひとりひとりのダンスや表情にもぜひ注目してください。シアトルでパフォーマンスができることを楽しみにしています。1人でも多くの皆さまに会場へ足を運んでもらえたらうれしいです。
シアトル・ストーム対ミネソタ・リンクス
Seattle Storm vs. Minnesota Lynx
日程:8月3日(金)7pm
場所:KeyArena at Seattle Center
305 Harrison St., Seattle, WA 98109
料金:$21~
チケット購入:www.ticketmaster.com/artist/806022
ウェブサイト:www.snl-cheer.com