玉ねぎにはたくさんのベネフィットがあるというのは、ご存知の方も多いでしょう。酢の物から煮込み料理まで幅広いお料理に使えて、調理の仕方によって甘みから辛みまで様々な味の変化を楽しめる万能な食材です。私は玉ねぎが大好物で、食べない日はありません。
テレビの健康番組では、玉ねぎの効能についてよく取り上げていますが、いつも不思議に思うのは「皮」の話が出てこないことです。料理番組でも必ず捨ててしまっています。捨てるなんてもったいない……。せめて「皮はお茶で使えます」というテロップがあってもいいのに、と思います。
玉ねぎの皮には、ケルセチンや抗酸化成分、食物繊維、フェノール化合物、フラボノイドなどが含まれています。これによって期待できる主な効能は、悪玉コレステロールや血糖値を下げる作用、抗アレルギー、抗炎症作用、冠動脈の詰まりを防ぐ、筋肉の痙攣を抑えるなど、挙げれば
キリがありません。
これを読んだ読者の皆さんは、もう玉ねぎの皮は捨てなくなるはず。今日からはぜひ玉ねぎ丸ごとの恩恵を受けてくださいね！（※皮を使う場合は、必ずオーガニックの玉ねぎを買ってください）
＜使い方＞
買ってきた玉ねぎは、まずはさっと丸洗いします。水分を拭き取って茶色い部分の皮をめくり、ザルに入れて1日〜2日程度干して乾燥させたものを、密閉容器やジップロックで保存してください。
●お茶として：
お茶の葉と同じ感覚で、急須に適当な大きさにちぎった玉ねぎの皮を入れて熱湯を注ぎ、フタをして10分程度待ち、飲みます。
他の茶葉と混ぜても美味しいです。
●料理に：
スープを作るときに、皮も一緒に入れて煮込んでください。20〜30分後に取り出せばOK。
●お米と一緒に：
お米を炊くときに入れて、炊き上がったら皮は捨てます。
●うがいに：
喉が痛いときにお茶として作ったものでうがいをします。
写真は我が家のものです。お茶で飲んだり、スープや煮物に入れたりするので、ジップロックに入れてすぐ手がとどく場所に置いてあります。皆さんも今日から皮は捨てずにフル活用してくださいね。
※妊娠中、授乳中の方は医師の指導を仰いでください
[フィトアロマ]
