シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。
🏋️休日もダイエット習慣を継続!🏃
「ダイエットは平日しか行わない」という方は多いのではないでしょうか。その結果、平日の間は体重が落ち着いていても週末に戻ってしまう、なんてことも。それではもったいないし、いつまで経っても理想的な体作りができません。また、休みだからとダラダラしていると代謝が下がり、血液の循環も悪くなって逆に体重が増え、だるさも感じるように。休み明けにダイエットを再開しようにも、やる気が失せてしまいます。それでは、どのように休日を過ごしたら良いのでしょうか。注意点としては以下の4つが挙げられます。
(1)タンパク質の摂取:週末や休日では食事のタイミングが平日と異なるかもしれません。それでも、タンパク質をしっかり取り入れて。タンパク質が不足すると筋肉の回復が遅くなり、代謝の低下にもつながります。理想のタンパク質量は体重1キロに対して2グラム、体重50キロの場合では100グラムです。プロテインパウダーなども活用できます。
(2)水分補給:休みにお酒、カフェイン飲料などの量が増えると、その結果、水分補給がおろそかになってしまうことも。水を飲む習慣を付け、胃、肝臓をサポートすることで、休み明けに体が楽に感じられるでしょう。また、お酒の合い間に水分補給を挟むと舌がリセットされ、お酒をおいしく飲めるメリットが。1日2、3リットルを目安に、休日も水分補給を忘れずに。
(3)睡眠:休みだと思うとつい夜ふかししてしまいますが、睡眠習慣は平日と同じように保つこと。平日は睡眠不足という方は特に、週末こそちゃんと寝るようにしましょう。残念ながら寝だめはできないものの、睡眠を少しでも補うことで体や脳が回復し、代謝や免疫力も向上。睡眠は最低でも7時間は欲しいところです。
(4)体を動かす:休み中もなまけることなく、ウォーキングやストレッチで血行を良くしておくと代謝が促され、筋肉が硬くなるのを防ぎます。ウォーキングとストレッチ、合わせて60分程度でOK。ウォーキングは会話できるくらいの早歩きのペースで行いましょう。ダイエットは一度やって終わりというものではなく、毎日習慣化してこそ結果が出ます。時々のチートデーは、頻繁でなければ問題ありません。今回紹介するストレッチ系エクササイズは2分ずつ行うだけで大殿筋、腸腰筋をほぐせるので、腰痛防止のためにもぜひやってみましょう。
今月のトレーニング
STEP 1
お尻ストレッチ 左右30秒を2セット
まず椅子に座り、左を上にして足を組み、背筋を伸ばした状態から腰を折り、前かがみになります。へそを左すねに持っていくイメージです。お尻、股関節辺りが伸びているのを感じたら正解。この状態を30秒キープします。体が硬い人は膝の高さの椅子から始め、だんだん低くしていきましょう。右も同じように行います。呼吸はゆっくりと、止めないように気を付けてください。
STEP 2
コブラストレッチ 60秒を2セット
腰の部分から股関節まで、腸腰筋のストレッチをしていきます。うつ伏せの状態から肘を曲げ、上体を支えながら胸を上げます。この際、腰が浮かないように注意。背骨の両側に張りを感じられるよう調整しましょう。左右で張りが違っても構いません。写真左の姿勢に慣れたら、同右のように腕を伸ばした状態にしてレベルアップを。ただし、無理は禁物です。
STEP 3
ワイパー 15回を2セット
股関節の可動域を広げるエクササイズです。お尻を伸ばし、腸腰筋を軽く動かしていきます。まず両膝を立てた状態で床に座り、膝を左右交互にゆっくりと倒しましょう。腰を反らさないようにして、少しずつ可動範囲を広げていきます。
※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。
写真クレジット:Kota Shimada
※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。
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