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ほうれい線の原因と対策
小鼻の脇に、知らず知らずの間に深く、そして長く刻まれているイヤな線。この憎き「ほうれい線」があるかないかで、見た目年齢がだいぶ変わりますよね。実は、加齢だけがほうれい線の原因ではありません。ほうれい線には、若い頃から現れる浅いものと、加齢と共に深刻化するものの2種類がありますので、今回はそれぞれの原因と、その対策についても説明していきたいと思います。
浅いほうれい線はどうしてできる?
① 肌の乾燥
肌が乾燥していると、よく動かす目元や口元にシワができ、恐ろしいことに、このシワは皮膚の深い部分にまで形を残してしまいます。そのため、乾燥によるほうれい線は、年齢や肌質に関係なく引き起こされるもの。乾燥が原因と思われる場合は、クレンジングや洗顔の後、肌のバリア機能が回復するまでの間に、しっかり保湿しましょう。化粧水や乳液、クリームなどの基礎化粧品には、保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸、アミノ酸などが含まれているものを選んでください。
② 表情のクセ
普段の姿勢や表情にも気を配りましょう。特に猫背の人は、背中上部の僧坊筋(そうぼうきん)が衰え、顔の筋肉を引き上げる力が弱くなり、ほうれい線が目立ちやすい傾向があります。デスクワークやスマートフォンの操作での姿勢の悪さが、ほうれい線を作っているケースも。また、常に何かにイライラし、怒っているような人も、表情筋がこわばり、余計なシワを作ってしまいます。口角を上げて笑顔を作り、表情のクセによるシワを防ぎましょう。ストレスフリーの生活が若さをキープするカギです。
③ 顔のむくみ
運動不足、塩分やアルコールの取り過ぎ、冷えなどによってむくんでしまうと、顔の血流が悪くなります。すると、顔に老廃物が溜まりやすく、ほうれい線ができてしまいます。また、このむくみが繰り返し起こることで肌のハリがなくなり、重力によって肌が下に垂れてしまうことでも、ほうれい線は目立ちやすくなってしまうものです。顔にむくみが出たら、お酒や味の濃いものを控え、食生活を見直しましょう。タンパク質の摂取と水分補給もお忘れなく。
深いほうれい線はどうしてできる?
深いほうれい線は、加齢や紫外線などにより、真皮の機能が衰えることで発生する皮膚のたるみが原因。肌の内部にあるコラーゲンやエラスチン線維が減少・劣化して、皮膚を支える表情筋が衰えることで、肌が垂れ下がってしまった状態とも言えます。この肌のたるみによるほうれい線を消すのは容易ではありませんが、これ以上進行させないためには、コラーゲンの生成を促す栄養バランスの取れた食生活、スキンケア、質の良い睡眠、表情筋を鍛えるリンパマッサージなどがおすすめです。
特にコラーゲン生成をサポートするためのピーリングは効果的。古い角質を除去することでターンオーバーが活性化し、コラーゲン生成も促されます。化粧品は、コラーゲンを生成するレチノール、ビタミンC、ナイアシンなどの成分が入っているものを選びましょう。また、医療機関でヒアルロン注射やレーザー治療を受けるという選択肢もあります。
まとめ
ほうれい線はこれまで説明したもののほか、以下の要因でも悪化してしまいます。
- 喫煙
- ストレスや睡眠不足
- 無理なダイエットや偏った食生活
- 骨格のゆがみ
- 間違ったスキンケア
- 紫外線
私たちは年齢を重ねることを避けることはできません。でも、日々のスキンケアや紫外線対策など、心がけひとつで改善できることもたくさんあります。無理せずにできることを行い、ほうれい線を薄くすることで若々しい表情を取り戻しましょう。
次回は「ほうれい線を撃退するマッサージ方法」についてお伝えします。
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