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肌の「マスク荒れ」、あなたは大丈夫?

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肌の「マスク荒れ」、あなたは大丈夫?

新型コロナの影響や花粉対策でマスクを使用する機会が多くなっています。皆さん、お困りのことはありませんか? 実は最近、マスクの使用によるニキビや肌荒れが気になるという方が増えています。今月は、その原因と対策についてご紹介します。

マスクによる肌荒れ症状と原因

「マスク荒れ」の症状としては、かぶれ、湿疹、赤み、かゆみ、あごなどの吹き出物、ニキビ、また鼻の周りの赤み、湿疹、ざらつきなどがあります。では、この原因とは何でしょうか。

1. マスクによる摩擦

マスクの着脱やずれを直す行為を繰り返していると、刺激により皮脂膜が傷付きます。角質が擦られることでバリア機能が低下する結果、炎症を引き起こし、肌の水分が抜けやすく、ダメージを受けやすい乾燥状態になります。

2. マスクで温度や湿度変化

マスクを外すと肌のつっぱりやヒリヒリ感がありませんか? 実は呼気により蒸れるマスクの内側は、ニキビの原因になる雑菌が繁殖しやすい状態。マスクを外した途端、水分は一気に蒸発し、肌の水分を奪います。肌の乾燥により表面のバリア機能が低下すると、細菌やウイルス、紫外線の侵入も簡単に。湿疹やニキビなどができやすく、肌のざらつきから化粧のりが悪くなることもあります。

3. 更年期のホルモンなどによる影響

女性ホルモンが減り、男性ホルモンの割合が増え始める年齢になると、皮脂腺が刺激され皮脂の分泌が増えることも。マスク着用時は、よりニキビができやすくなります。

4. マスクの素材

素材が合わないと、口の周りが赤くただれて粉を吹くほど炎症がひどくなる場合があります。かゆみがあったり、お湯で顔を洗うとヒリヒリ刺激を感じたりする時は、ぬるま湯で洗顔し、刺激の少ない洗顔料に変えるようにしましょう。マスクに付着した花粉やほこりも肌荒れの原因になるので注意!

洗顔と細やかな肌ケアでしっかり対処

マスクで肌が荒れないようにするには? まず、蒸れを防ぐために、通気性の良い、自分の顔のサイズに合ったマスクを使用すること。また、こまめな洗顔で肌を清潔に保ち、普段よりたっぷり保湿ケアも行ってください。肌の乾燥を防ぎ、バリア機能を復活させるためには、朝晩の洗顔後の十分な保湿が大切。たっぷりの化粧水と、美容液、乳液も使い、水分が逃げないようにしましょう。夜は乳液やクリームを通常よりも多めに。日差しの強い季節は紫外線のダメージによる乾燥も加わります。日焼け止めをきちんと落とし、毛穴に詰まった汚れによる肌荒れが起きないようにしましょう。以下も実践してみてください。

● 洗顔とお手入れの方法を変える

ゴシゴシと肌を刺激せずに、界面活性剤の少ないメイク落としを使って優しく洗顔を。炎症がある場合は、刺激の強いスキンケアはお休みしてシンプルに! バーム系の重たいクリームなどを使い、肌の水分蒸発を防ぎます。バーム系は油分が高く、あまりニキビ肌にはおすすめできませんが、保護力があるのでニキビ以外の部分に使ってください。油分控えめのクリーム・タイプも良いでしょう。ノンコメドジェニックのものを選んでください。

● タイミングを見てマスクを外す

通気性の良いマスクを使用し、口周りに汗をかいたらティッシュなどでふき取りましょう。食事中などマスクを外せるタイミングがあれば、あごにかけたままにせず、いったん外すと摩擦や蒸れを防げます。

● ニキビは正しくケア

ニキビは潰したり触ったりしないでください。洗顔時にニキビの患部をしっかり洗い、痛みを伴う場合は保冷剤などで冷やすのも良いでしょう。保湿も忘れずに。

● ビタミンC美容液を活用

ニキビ跡を残さず、マスクの刺激によるシミも防ぐビタミンC美容液は、抗炎症作用があるので赤みも抑えられます。

まとめ

肌荒れがひどい方は、あれこれ試す前に専門医にご相談ください。最後に、マスクは紫外線を通すものが多いので、日焼け対策をお忘れなく! マスクが必要な毎日が続きますが、保湿を心がけ、心身、肌を健康にして楽しい夏を迎えましょうね。

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