今日も今日とてディスカバー!
言えたらちょっとかっこいい英語フレーズ
新型コロナウイルスによるパンデミックに突入してから約1年が経ちます。車を持っていない僕たち21歳のカップルは、この1年間ずっと自宅でゲームをしていました。おかげで苦手だったシューティング・ゲームがすごく上達(笑)。
ゲームばかりの生活に飽き飽きしていたある日、パートナーの彼からある提案がありました。その提案とは、レンタカーでの日帰り旅行! 今はアプリで車をレンタルできるみたい。「でも、お高いのでは?」と思い、レンタルにかかる費用を聞いてみると、それほどでもなくてびっくり。目的地はシアトルの自宅から2、3時間で行けるオリンピック国立公園に決めて、前の晩は早めに寝ました。そして翌日、天気は晴れ。財布、充電器、カメラなど準備はばっちり! その時、彼が言いました。
「Let’s hit the road!」
(道をたたこう!)
「何こいつ、急に暴力的になるやん」と、思わず引いてしまった僕でしたが、彼は笑いながら解説してくれました。打つ、たたく、殴る、命中するなどの意味を持つ「hit」ですが、他の言葉との組み合わせ(イディオム)で意味がどんどん変わってくるんです。
今回のフレーズ、「Hit the road」は「出かける/出発する」という意味で使われます。出かけるときに足が道路(road)に当たる(hit)ことから、このイディオムができたらしいです(所説あり)。同じ意味の「leave」の代わりに使えるかも!
ほかにも「hit」を使ったイディオムはたくさんあります。たとえば、本(books)にhitして、「hit the books」(熱心に勉強する/勉強を始める)。また、干し草(hay)にhitして、「hit the hay」(寝る/床に就く)も。昔は干し草でベッドを作っていたことから、干し草(hay)に体を当てる(hit)で「go to bed」と同じ意味を持ちます。
ちなみに、レンタカーでのオリンピック国立公園日帰り旅行は最高でした! 久しぶりに自然に触れることができ、心も身体もリフレッシュ。フェリーを利用してダウンタウンに戻ったのですが、冬の風は極寒なものの空気は澄んでいて、すごくきれいなシアトルの夜景を見ることができました。おっと、そろそろHit the roadしなくちゃいけないので、今回はここまで。また次回お会いしましょう!