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口を走らせないでください。手は投げないでください。

今日も今日とてディスカバー!
言えたらちょっとかっこいい英語フレーズ

シアトルの宇和島屋へ買い物に行った時のこと。パンパンに膨らんだ買い物袋を両手に持ちながら、「今晩は何を作ろうか」と考えながらバス停に向かうと、そこにはお母さんと10歳くらいの女の子、そして7歳くらいの男の子がいました。弟はお姉ちゃんにちょっかいを出しているみたいですが、賢いお姉ちゃんはそんな弟をガン無視。

僕にも2人の姉がいます。幼少期にはお姉ちゃんたちにかまって欲しくて、よくいたずらをし、毎回泣かされていたなぁ。そんなノスタルジックな思い出に浸っている僕とは裏腹に、弟のかまちょアピールはどんどん加速。とうとう堪忍袋の緒が切れたお姉ちゃんがこう言いました。

Keep running your mouth, and I’m about throw hands!

ずっと口を走らせてばかりで、私はもう手を投げるところよ!

イラストHaru harusmovieillustration

お姉ちゃんが放ったひと言で、弟は静かになりました。さて、ここでは2つのフレーズが使われています。1つ目は「Run one’s mouth」。暴言や悪口を言い続ける、無駄口をたたくという意味です。日本語にも言ってはならないことをうっかり言ってしまう「口走る」という表現がありますが、「Run one’s mouth」はノンストップで言いまくるイメージです。

2つ目のフレーズは「Throw hands」。手を投げる→手を出すという意味で使われます。僕が注目したのは単数形の「a hand」ではなく複数形の「hands」が使われているところ。1発だけじゃないのがポイントですね。何発もお見舞いされると思ったら恐ろしい(笑)。

つまり、バス停のお姉ちゃんは「口が減らない子ね、もう殴るよ!」って感じのことを言ったのかな。弟が静かになったのも納得だわ。皆さんも、ついつい口を走らせて、手が飛んで来ないように注意してください。

日本生まれ日本育ちの21歳、シアトル留学生。アメリカ生活は5年目に突入したが、まだまだ英語は勉強中。決断をすることが苦手な優柔不断な性格。料理が趣味で毎日自炊を心がけている。