荒天シーズンを安心して乗り切る! シアトル生活実践ガイド
取材・文:溝江暁子 写真:PSE提供
雨の季節。しとしとと降り続く雨で地盤が緩んだところに突風が吹くと、根の浅い木は倒れやすくなり、静かな雨が一転して停電や倒木、道路の冠水といった被害に見舞われることがある。こうした事態に備えて、日頃から家庭でできる準備を改めて確認しておこう。
PSEのクルーが電線設備の安全確認と復旧作業を進める現場の様子
まず見直したいのが、非常用キットの中身だ。水や食料は最低3日分、できれば1週間分を目安に用意しておくと心強い。保存食だけでなく、普段から食べ慣れているものを少し多めに買い置きしておくと、停電や外出困難な状況でも精神的な負担が軽くなる。意外と忘れがちなのが現金で、停電時にはATMやカード決済が使えないこともあるため、小額でも現金を用意しておくと役立つ。
停電時の過ごし方も、あらかじめ想定しておきたい。夜間の明かりにはキャンドルではなく、懐中電灯や充電式ライトを使う方が安全だ。日頃から冷凍庫に保冷剤や凍らせたペットボトルを入れておくと、停電時に冷蔵庫の温度上昇を防ぐことができる。日常の延長でできるひそかな備えが、いざという時の安心につながっていく。
安全面で特に注意したいのが、倒れた電線と一酸化炭素のリスクだ。地面に落ちている電線は通電している可能性があるため、決して近づかず、十分な距離を取ることが重要になる。また、寒さ対策として発電機やガスコンロを室内で使うのは非常に危険で、換気の悪い場所では一酸化炭素中毒になる恐れがある。
情報収集の手段も複数用意しておきたい。ピュージェット・サウンド・エナジー(PSE)の停電マップやmyPSEアプリを使えば、停電状況や復旧の目安時間を確認できる。スマートフォンのバッテリーが切れた場合に備え、電池式や手回し式のラジオ、モバイルバッテリーを用意しておくと安心だ。
人とのつながりも、防災の大切な要素の一つ。近所の人とあいさつを交わし、顔見知りになっておく。そんな小さな積み重ねが、停電時の情報共有や、高齢者や子どもがいる家庭を気にかけるきっかけになり、いざという時の助け合いにつながっていく。
荒天そのものは避けられないが、備え方は自分で選択できる。水を1本多く買う、保冷剤を凍らせておく、連絡方法を家族で話し合う。大きな準備はできなくても、こうした小さな行動の積み重ねが安心して暮らす力になるのだ。
荒天・停電への備えガイド
ピュージェット・サウンド・エナジーは、荒天時の安全確保や事前準備に関する情報を提供しています。myPSEアプリのダウンロードはこちらから www.pse.com/en/pages/get-the-pse-app
1.キットを準備する
下のチェックリストを参考に、非常用キットを整えましょう。
2.行動計画を立てる
自然災害が起きたときに何をするか、家族で確認しておきましょう。
3.アプリをダウンロードする
myPSEアプリは、冬の荒天時に停電の報告や復旧状況の確認を行うための最も早い方法です。
非常用キット チェックリスト
□ 飲料水:7〜10日分(1人1日あたり約1ガロン)
□ 食料:7〜10日分(常温保存できるもの)
□ 現金:ATMが使えない場合に備え、小額紙幣で
□ 懐中電灯
□ ラジオ:電池式または手回し式
□ 予備の電池
□ 救急セット
□ ホイッスル(助けを呼ぶため)
□ 丈夫な靴・手袋
□ 防塵マスク(汚れた空気を吸わないため。綿のTシャツでも代用可)
□ 衛生用品(ウェットティッシュ、ゴミ袋、結束バンドなど)
□ 手動式の缶切り
□ 多目的消火器(A・B・C対応)
□ 保冷剤:今日から冷凍庫で凍らせておき、停電時に冷蔵庫へ入れて食品を冷やすため
□ 各家庭に特有の必需品
・乳児用品、ペット用品
・処方薬・市販薬
・緊急連絡先、重要書類
自分や家族、ペットのために、最低でも3日分の備蓄を用意してください。自宅・職場・車それぞれにキットを準備しておくと安心です。
非常時に備え、行動計画を事前に確認しておくと安心です。
関連情報:PSE.com/Storm















